格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★戦極第十一陣予想

▼Fight of the Soulフェザー級ワンマッチ 5分2R
BULLvs上山知暁

日本初の試み?休憩中に試合。戦極の休憩時間はアナウンスより長く、毎回30分くらいあるので、おそらく苦情が来たんだろう。それに対して「休憩時間を短くする」という対処をしないのは、何か理由があって休憩時間が長くなってしまっているということ。その理由は見当もつかないが。
この二人はともに総合を始めた年齢が遅く、今後キャリアを重ねても、メジャーのリングに上がることはないだろう。そういう試合を組んだのは、技術ではなく魂の戦いを見せてくれということなのか、単にお客さんがトイレに行っていてもいいと思えるカードを組んだだけなのか。
二人ともそんなには見ていないが、上山兄の方が総合に対応できていたような気がするので上山判定勝ち。

▼オープニングファイト バンタム級 5分2R
矢島雄一郎vsRYOTA

オープニングファイトで、本戦でまだ組まれていないバンタム級の試合を組むのはいいとして、やっぱり人選は良くわからない……。ネオブラ準優勝の矢島の判定勝ち。

▼第1試合 戦極フェザー級ワンマッチ 5分3R
大澤茂樹vsロニー・牛若

牛若は山田に完勝したが日沖には圧倒されて完敗。下の選手を迎え撃つにはちょうどいいポジションの選手。対する戦極育成選手・大澤は、総合負け無しではあるが、対戦相手は全てオープニングファイトレベルの選手。レスリングエリートだけあってフィジカルは強いが、真騎士のようなナチュラルな強さは感じなかった。初めて格上の相手との対戦ということで、これまで積み重ねてきたキャリアの差が出るか。牛若KO勝ち。

▼第2試合 戦極ヘビー級ワンマッチ 5分3R
BIG・ジム・ヨークvsデイブ・ハーマン

ヨークを使う意味が分からない。特に結果を残しているわけでもない。前回もペザォンに完敗。単なる契約消化試合なのか?ヘビー級なら中尾KISSでも使えばいいのに。相手のハーマンはチェ・ムベ相手に総合初黒星を喫して、ちゃんとした総合のジムでトレーニングするようになったとのことだが、前回の試合ではあまり将来的に強くなるというような可能性は感じなかった。打撃の差でヨークKO勝ち。

▼第3試合 戦極フェザー級ワンマッチ 5分3R
星野勇二vsマルロン・サンドロ

ケージフォース王者vsパンクラス王者が第3試合で。もったいない組み合せ。打撃ではサンドロが上だと思うが、星野がテイクダウンして塩漬けできるか。肘ありのケージに比べると押さえ込み戦法の効果は薄いと見て、サンドロ判定勝ち。サンドロは戦極でタイトルを目指すより、修斗との対抗戦でリオンと王者対決が見たい。

▼第4試合 戦極ウェルター級ワンマッチ 5分3R
郷野聡寛vs辛拉麺

3連敗中の郷野。最近はフィジカルを強化していて「UFCで負けた頃の俺は本当の俺じゃなかった」と言っていたが、ダンホンに負けて止めてしまったらしい。やや迷走気味。最初はカーロス・ニュートンとの対戦をオファーされて受けるかどうか悩んだとのこと。大山にKOされた劣化ニュートンしか記憶に残っていないので、名前の割にはイージーではないかと思ったが。辛拉麺の方がよっぽど名前がない割に強豪で嫌な相手だと思う。グラップリングが強い相手が嫌だったのだろうか。
辛拉麺は12勝のうち8勝が一本勝ち。どちらかと言えばグラップラー。白井戦しか見ていないが、押さえ込みが強い選手ではないと思うので、郷野にとってはやりやすいだろう。絶対に4連敗はしたくないだろうから、慎重に戦ってアウトボクシングでポイントを稼ぎ判定勝ち。

▼第5試合 戦極ライトヘビー級ワンマッチ 5分3R
ケビン・ランデルマンvsスタニスラブ・ネドコフ

ビュー戦では組み付いて膝ばかりだったネドコフ。その膝が何発もローブローになっていたが、身長が低いランデルマン相手ならその心配はなさそうだ。しかしレスラー同士、スタンドで組み合っての膠着が続きそう。青帯を取得したランデルマンの華麗なサブミッションに期待したいところだが。体力で上回るネドコフが押さえ込んで判定勝ち。

▼第6試合 戦極ライト級ワンマッチ 5分3R
光岡映二vs横田一則

kamiproスペシャルで、自分が挑戦者になれないのはおかしいとアピールしていた横田。しかしこの試合も挑戦者決定にはならず、試合順も北岡の前に。これが今の横田の評価なのだろう。KO勝ちしたと言っても1回だけだし、北岡が勝てば横田が判定勝ちでも挑戦者は北岡になるのでは。逆に横田が一本で勝てば、無条件で横田になると思うが。
相手の光岡は、戦極では4勝1敗で、4勝は全て1Rでの一本勝ち。ただし、光岡はS4の中では一番イージーな相手と組まれているように見える。たまたまの巡り合わせなのか、優遇されているのか。一本勝ちした相手も、ホドリゴ・ダムを除けば戦前に勝てるとわかっていた相手。やっぱり勝ち負けよりも内容が問われてきそう。
予想は光岡がタックルで押さえ込んで判定勝ち。横田が勝つとしたらKO。横田のロープ掴みには厳しく対処して欲しい(それとスタンド再開は止めて欲しい)。

▼第7試合 戦極ライト級ワンマッチ 5分3R
北岡悟vsホルヘ・マスヴィダル

北岡はいつものようにいきなりトップギアで極めに行くことはないのでは。前回の反省を活かし、3R戦い終わった時点でも余力を残した試合をすると予想。足関もマスヴィダルに警戒されているし、一か八かで一本を取るより、テイクダウンから上を取って攻める負けない戦い方の方が評価は上がると思う。もちろん、スタミナを計算した上で極めを狙っては行くだろうけど。それでもなお足関で秒殺を狙っていくというなら、それはそれで凄いが。
北岡がフロントチョークで一本勝ち。

▼第8試合 戦極ミドル級ワンマッチ 5分3R
ジョルジ・サンチアゴvsマメッド・ハリドヴ

実力者という噂のハリドヴ。ミドル級は駒がどんどん足りなくなっていくので、アップセットを起こすか善戦するかでハリドヴが名を挙げて欲しい。海外のリングに色気を見せているサンチアゴの目を戦極に戻すためにも。
サンチアゴ判定勝ち。

▼第9試合 戦極フェザー級チャンピオン挑戦者決定戦 5分3R
小見川道大vs日沖発

日沖vs金原よりは差がない試合になると思う。序盤で日沖が極めきれなければ、体力的に上回る小見川が押す展開に。しかし打撃も組み技も日沖が上なので、そのうち仕留めるのでは。日沖が三角で一本。
明日午後4時より速報します。