格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC106展望

メインに予定されていたレスナーvsカーウィンが中止になり、代替カードも組まれずラインナップが1段階ずつショボくなってしまった。ティトUFC復帰戦もメインに組むほどのカードではない。一度UFCと契約満了になったティトだが、他団体出場を匂わせて争奪戦を起こさせた上で、またビッグネームとして再契約。人気・知名度ではトップクラスなんだろうけど、前回の契約満了時点でさえライトヘビー級トップ10から外れていたので、実力3割マネジメント7割と言った感じ。
ただカードはいきなりグリフィンと、甘くないカードに。UFCはこのあたりで楽な相手と当てて名前を挙げるということをやらない(当初はマーク・コールマンと対戦予定だったが)。個人的にはあまりにも露骨過ぎる金魚でなければ、見る側に幻想をかきたてさせるマッチメークはありだと思うのだが。グリフィンも前回アンデウソン相手に完敗してしまったので負けられないところ。ブランクもあるし、グリフィンがリベンジしそう。
セミはコスチェックvsアンソニー・ジョンソン。アンソニーは前回吉田善行戦で計量失敗をやらかし、吉田側には「もうウェルター契約では使わない」と説明されていたのに、代役での出場ではあるものの2ヶ月連続であっさり再登場。ともに吉田を秒殺KOしたもの同士。地力ではコスチェックか。
久々登場のバローニはアミール・サダローと対戦。サダローはTUF王者だが、本戦デビュー戦では29秒でTKO負けしている。サダローの勝ちを期待して組まれたカードだと思うが、バローニの序盤の圧力で前回同様秒殺負けの危険もある。
そしてホジェリオがUFC初参戦。これまた厳しいカードで、ソクジュを破ったルイス・カーニとの対戦。カーニはキャリアで負けは1敗(反則負け)のみ。評価はホジェリオが上だが、PRIDE崩壊以後はトップ選手とは戦っていない。PRIDEで活躍していたファイターたちの多くが息切れを起こしているだけに不安が残る。
宇野は第2試合でUFCデビュー戦のファブリシオ・カモエスと対戦。宇野は前回の負けはかなり微妙だったが、今回は負けたらリリースされる可能性が高い。宇野にとっては進退すらかかった一戦になる。ここはしぶとく生き残るのでは。
PPV開始は日本時間で22日(日曜日)の正午のはずだが、Yahoo.comのPPVページではカウントダウンが10時(イベント開始時間)までになっている。
http://sports.yahoo.com/mma/ufcppv/106;_ylt=Avs1.EUiftL7Dv5KI4QuCMM9Eo14
Yahooのストリーミングライブで前座試合も見られるんだろうか。最近はケーブルTVのPPVで前座試合を無料中継したりもしているが。
当日リアルタイム速報予定です。
追記:GAME AND MMAさんによると、メインカードに出場予定だったカロ・パリシャンが計量前日にドタキャンしたとのこと。
http://gameandmma.blog29.fc2.com/blog-entry-1950.html
以前には吉田善行もドタキャンされて試合がなくなっている。