久々のUFC復帰となるバローニ。ウェルターに転向してからは３勝１敗。一番最近の試合は6/6ストライクフォースで、ジョー・リッグスに負けている。相手のサダローはTUF7ウィナーだが、8/8のUFCデビュー戦では秒殺負け。TUF以前のプロ総合戦績はなし。ムエタイの経験者とのことだが、TUFでは一本勝ちが多かった。
首相撲に捕らえるサダローに対し左右のパンチを打ち込んでいくバローニ。クリンチアッパーでサダローの首を跳ね上げる。サダローは首相撲から膝。両者密着したままガンガン打撃を打ち込んでいく。金網に押しつけて膝やパンチを入れていたサダローだが、バローニがタックルでテイクダウン。サダローはガード。ガードから十字を狙う。バローニはパウンドを狙っていたが離れてスタンドへ。また組んでの打撃戦。動きが落ちてきたバローニ。パンチがヒットして目尻から流血。サダローの強烈な首相撲からの膝が顔面にヒット。バローニはまたタックル。サダローが堪えて倒せない。サダローがまた首相撲からの膝を入れた所でホーン。
いつものバローニの試合。最初は豪快だが最初の勢いが無くなるともう厳しい。
すでにガードが下がっているバローニ。まだ強烈なパンチを振り回していくが、バローニのパンチ・ローをもらう。組んでボディに膝。離れてサダローは前蹴り・ロー。サダローも結構消耗しているか。サダローが金網に押しつけて肘を入れる。バローニは本格的にガス欠だが、まだ手を出していく。サダローも動きが悪くなり、泥仕合の様相を呈してきた。2R終了。ここまでサダロー優勢。
ロー・前蹴りから組み付いて首相撲からの膝。さらに肘と入れるサダロー。バローニも手を出していくがヒットしない。サダローもスピードが落ちていて倒せそうな打撃が出せない。しかし手数ではサダロー。サダローロー連打。金網に追いつめてハイキック・ボディブローをヒットさせる。バローニはサンドバック状態。ガードを固めるのみ。残り１０秒でラッシュをたたき込むサダローだがホーン。
ジャッジは３者サダローを支持して判定勝ち。
ガス欠状態のバローニをKOできないサダローは今後ウェルター級トップ戦線に入っていけるかは微妙。一方バローニは全く変わっていないし、ベルトに絡んでいける可能性は全くないが、豪快な試合ぶりは会場を盛り上げるから前座での需要はありそう。
