格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★DEEP47SAMURAIニアライブ感想

解説は大塚&菊野。優等生菊野と問題視大塚の組み合わせはナイス。大塚は若干緊張気味。
クリスチャン・”トントン”・ムプンボvs中西良行
鋭いパンチを放っていくムプンボだが、カウンターをもらって尻餅をつくとおとなしくなり、逆に中西がプレッシャーをかけていく。グラウンドで上になった中西がパウンドで追い込む。KO寸前でなんとか逃れるムプンボ。この時点でムプンボの幻想は無くなってしまった。2Rはムプンボが距離をとってジャブを入れ、タックルを堪えてパンチを入れる(肘も入れていたような…)。しかし1Rの劣勢を挽回するには到らず、微妙な内容だったが判定4-1で中西勝利。もう1Rあればムプンボだったかも。ムプンボは負けてもDREAMライトヘビー級GP出場決定?この内容ではちょっと厳しいと思うが。
野地竜太vs井上俊介
野地の首相撲からの膝に全く対応出来ない井上。なんとか組み付いて大内刈りテイクダウン。簡単にマウント。野地が返そうとするところで腕十字。しかし抜かれて下に。野地のパウンド。顔面のパウンドは防御していたが、下から抜け出せず。2Rも野地の膝をもらってダウン気味にタックルに行く井上。バックにつくが、雑な腕十字を仕掛けて下になってしまう。蹴り離してスタンドの打撃戦。井上は大振りのフックを入れていくが、野地の膝蹴りももらう。判定はこれも微妙だったが、与えたダメージの差で5-0野地。
加藤実vsベルナール・アッカ
アッカは秋山道場で指導もやっているとのことで、リングサイドで秋山がナイス!OK!とセコンド解説している(多分)。スタンドではアッカ。パンチでダウンを奪ってマウントからのパウンド連打。フィニッシュ寸前だったが、加藤がガードを取ると攻めあぐねる。下からの腕十字や三角をしかけられ、パウンドを打てない。2Rはスタンドでお見合い。両者スタミナ切れか?加藤が距離をとってジャブやハイを入れて行くが、1R完全に劣勢だったので攻めないと。しかし最後はグラウンドで下になってタイムアップ。
判定5-0でアッカ。アッカはトーナメントに出ていれば優勝するチャンスはあったかもしれないが、やっぱりDREAMに出るレベルじゃない。グラウンドに穴がありすぎ。
佐伯代表挨拶
大月晴明がリングに呼ばれて佐伯代表からDEEP参戦のお願い。本人もやる気のようだが、それならMAXのトーナメントは出なくていいのでは。キックに専念する選手にチャンスを与えて欲しい。
ロキュー・マルティネスvs田澤和久
無差別級だが、メガトンならぬ駄目ガトンファイト。グダグダ。田澤のお世辞にも綺麗とは言い難いアキレス腱(ヒール気味)で決まってしまった。
ダレン・ウエノヤマvs宮下トモヤ
ダレンはAACCで調整していて、大塚とも仲がいいとか。大塚は宮下がギロチンを得意としていることをダレンにたれこんだらしい。宮下はギロチンを狙いすぎていた気がしたが、2Rにダレンががぶってきたところにギロチン。ダレンタップ。何回も狙っていたが、読まれていても決めたのは良かった。宮下は試合後もう一度DREAMに上がりたい、神様お願いしますとマイク。まず山本篤にリベンジする必要があるだろう。
MIKU引退エキシビジョン
「上がないというところまで来てしまった」「生まれ変わったら男の格闘家になりたい。DREAMに出て世界一になれるから」とのこと。上の階級に行くことはモチベーションにならなかったか。フジメグは8月に決まっていたMIKU戦は「やりたくなかったが盛り上げるために受けた」とのこと。それもMIKUの引退で流れてしまったが。
エキシだがかなりガチに近い内容。グラウンドではフジメグが圧倒。十字や三角で一本を取れそうだったが、さすがに空気を呼んで極めに行かなかったか。マウントからのパウンドも強い。両者ナチュラルウェイトだと体格差が結構ある。最後はMIKUが打ち合わせ通りに飛びつき十字でタップを奪って終了。やっぱりガチで見たかった。
門馬秀貴vs上山龍紀
1,2Rはスタンドで見合いで終わった。3Rにギロチンを狙って下になった門馬がラバーガードから三角を狙う。その後は上山のタックルを切る展開。門馬に1ポイント入ったドロー。大凡戦。二人ともこの内容では今後上を狙うのは難しい。
今成正和vs寺田功
開始と同時に今成が飛び膝から組み付いてテイクダウン。その後、マウントからバックマウントに行き、今成上の状態が続くがなんとか凌ぐ寺田。2Rは今成がタックルを切られて引き込む展開。噛み合わない。3R、また引き込んだ今成に対し、寺田がパウンドを狙うと三角へ。十字に移行しタップアウト。寺田は2Rは互角だったが、1R劣勢だったので最後は攻めるしかなかった。腕を取られたのはちょっと不用意だったが、勝つためには攻めなければいけなかったので仕方がない。
勝った今成だが、DREAM再登場は難しい。宮下もDREAM再出場をアピールする前に、まずDEEPバンタム級のベルトを取らないと。
ライトヘビー級トーナメント決勝
中西良行vs野地竜太
テイクダウンされると簡単にマウントを許す野地だが、そこから逃げるのはうまい。そこで中西は無理に極めに行かず、しっかりとポジションをキープして野地逃げを許さない。2Rは腕十字を狙って一度逃げられたが、すぐにまた上を取り返して安定したマウントからパウンド。KOできるほどのパウンドではないが、確実にスタミナを削っていく。最後まで上をキープして判定で完勝。
総評
トーナメントは一番DREAMライトヘビー級GPで通用しそうな中西が制した。アッカや野地は強い武器も持っているが、穴が大きすぎる。中西もソクジュやババルが相手だと厳しいかもしれないが、今後に期待。
他は塩試合が多く、満足度は普通。
大塚の解説はわかりやすくて良かった。積極的に発言しながらもうるさすぎず、的確だった。意外としゃべりも行ける。大塚が前に出る分、菊野はサブに回っていて、実況アナに振られないとあまり発言していなかった。
ベストバウトはウエノヤマvs宮下。