格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★総評

セミ前まではいい流れだったが、セミとメインでしょんぼり。
メインはディアスが圧倒的優勢なのはわかっていたが、予想以上にマッハが健闘した上で、あまりにも簡単に腕を取られて終わってしまったために、なんだか拍子抜けの結末に。負けるにしてももっと壮絶に散るのかと思っていた。
セミは桜庭の衰えが悲しい試合だった。若くて大きいハレックに体力負けするのはしょうがないとしても、技術でも負けていた。3戦目のハレックに勝てないのでは、次の相手が難しくなる。同年代のホイスや田村との再戦も、今見てもきつくなるだけだろうし。
でもセミ前までは良かった。特に高谷とウィッキー。高谷は小見川戦のKO負けを払拭するところまでは行かなくても、これでDREAMフェザー級戦線の中で一歩抜け出した。ウィッキーも次は強豪外国人との試合が見たい。KIDはいい勝ち方だったが、タイトルマッチでなければ次はまた60kg契約になるだろうから、対戦相手選びが難しいか。
所は大晦日にはDREAMフェザー級で唯一勝利したが、その貯金を全部吐き出すことに。次は体重を合わせてKIDとやったらどうか。第2・3試合はフェザー5試合の煽りを受けて印象が薄くなってしまった。宮田はまだ次につながる可能性があるが(大沢は勝ったけど微妙)、連敗になった吉朗と大塚は、二人とも際どい判定だったので気の毒な結果に。
ミノワマンは勝ったけど、次につながるものが何もない。そのかわり、負けても特に落ちないが。本人の希望するメイン登場は今のままだと難しい。例えばアリスターとの対戦が組まれたとしても、ミノワマンに勝つ期待を持てない状態ではメインでは組めないだろう。ずっと今のままの路線を続けるしかないのだろうか。
最後はちょっと気分的には盛り上がらなかったが、退屈な試合はなく楽しめた。MVPは高谷。