格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC117予想と展望

UFCオフィシャルサイトが8/6にリニューアル。それはいいが、日本からアクセスすると、すでに消滅しているufcjapan.jpにリダイレクトされてしまい見ることができない(日本語版ページが8月にオープンするという話はどうなっているのか)。ただし、リダイレクトされるのはトップページのみで、各ページは(今のところ)普通に見られる。UFC117のページはこちら。
http://www.ufc.com/event/UFC117/
ネットPPVの視聴ページ。
http://modulesorigin.ufc.com/live/
今のところ日本からの制限はかかっていない。
8/8開催のUFC117。メインはヒョードルの敗戦でパウンド・フォー・パウンドの圧倒的トップに立っているアンデウソン・シウバの防衛戦。UFC11連勝・6連続防衛はいずれも最多。対するは、レスラーのチェール・ソネン。昨年の岡見戦まではごく普通の塩ファイターだったソネンだが、主にその狂った言動で大ブレイク。最新の発言はこのあたり(OMASUKI FIGHTさんより)
http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-870.html
http://omasuki.blog122.fc2.com/blog-entry-875.html
これが逆に最近モチベーションが上がらない様子のアンデウソンに火をつけてくれたら面白いのだが。
ソネンは口だけではなく実力も確か。岡見に勝った後、不利と見られていたマーコート戦では抑えこみで完封した。レスリングエリートだけに、わかっていても防ぎようがない。アンデウソンvsレスラーと言えばダンヘン戦が思い出されるが、ダンヘンはあまり塩漬けするタイプではなかった。ソネンが勝つとしたら、フルタイム抑えこんでの判定勝ちだが、5Rの長丁場だけに厳しい。逆にアンデウソンはあらゆる勝ちパターンが考えられる。スタンドでの打撃・パウンド・下からの極め・あるいは序盤圧倒しての逃げきり判定勝ち。もっとも、グラウンドで極めのないソネン相手なら、わざわざ逃げて安全策を取るまでもないかもしれないが。
やはりアンデウソンが圧倒的有利。1RでのKO勝ちを予想。
今回はメインカードがすべてアメリカvsブラジルになっている。偶然だとは思うが。PPVに乗らない前座のカードも含めて、全体的にレベルが高いカードが並んでいる。
セミはジョン・フィッチvsチアゴ・アウベス。過去にフィッチが勝った試合の再戦で、今年3月に組まれていたが、アウベスに脳の異常が見られて流れている。その後、アウベスは手術をし、回復。お互いGSP以外の相手には圧倒して勝ってきている者同士。最強のNo.2を決める戦い。二人ともフィジカルが強い。勝ち方は塩漬けのフィッチに対し、アウベスは豪快なKOが多い。ただし、1年以上のブランクはやや不安。フィッチが塩漬けで返り討ちにすると予想。
そしてもう1試合注目カードはPPVオープニングマッチのジュニオール・ドス・サントスとTUF10ウィナー・ロイ・ネルソン。お互いUFC参戦以来すべてKOで勝ってきている。お互い打撃を得意としているだけに、ヘビー級らしい迫力ある試合が見られそう。最強のデブ・ネルソンにも頑張って欲しいが、ヴェウドゥムに最後に勝った男でもあるサントスには、つまづかずにレスナー戦までたどり着いて欲しい。
アルメイダvsマット・ヒューズのレジェンド対決も味がある試合になりそう。アルメイダはまだそれほど歳ではないが、ファイトスタイルが完全に時代遅れになってしまっている。柔術だけを武器に、極めて勝とうというスタイル。しかし4月にはその時代遅れのスタイルを貫いて一本勝ちしている。
前座のカードでの注目は、第2のレスリングモンスター・フィル・デイビスや、UFC最長身ステファン・シュトルーフvs全試合1RKO男のクリスチャン・モアクラフトも(放送されるかわからないが)注目。
8日午前11時より速報します。