格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★K-1WGP開幕戦カード発表

GPの未発表だった6カードと、スーパーファイト2試合+オープニングファイト1試合が発表。
http://www.boutreview.com/2/news/k1/item_5721.html

3分3R(最大延長2R)
セーム・シュルト(オランダ/正道会館/'05 '06 '07 '09優勝・K-1スーパーヘビー級王者)
ヘスディ・カラケス(エジプト/パンクレイション/チャクリキ/推薦・It's Showtime世界ヘビー級王者) 

3分3R(最大延長2R)
エヴェルトン・テイシェイラ(ブラジル/極真会館/昨年ベスト8)
ピーター・アーツ(オランダ/チーム・アーツ/推薦・'94 '95 '98優勝) 

3分3R(最大延長2R)
エロール・ジマーマンキュラソー島ゴールデン・グローリージム/昨年ベスト4)
ダニエル・ギタルーマニアKamakura Gym/推薦)

3分3R(最大延長2R)
グーカン・サキ(トルコ/チーム・レベル/推薦)
フレディ・ケマイヨ(フランス/ファウコンジム/東ヨーロッパGP優勝)

3分3R(最大延長2R)
ルスラン・カラエフ(ロシア/フリー/昨年ベスト8)
タイロン・スポーンスリナム/ブラック・レーベル・ファイティング/推薦) 

3分3R(最大延長2R)
アンドレイ・アルロフスキーベラルーシ/チーム・ピットブル/推薦・元UFCヘビー級王者)
ラウル・カティナスルーマニア/ローカル・コンバットチーム・ルーマニア/推薦)

目玉は元UFC王者アンドレイ・アルロフスキー。もともとキックボクシングをバックボーンとし、総合でもKO勝ちが多い選手。一方で、最近の三連敗ではすべてスタンドの打撃で打ち負けるなど、総合のリングでも打撃で遅れを取ることがある。一時はボクシングに傾倒し、ボクシングマッチを行う計画もあった。相手は同じく推薦選手のラウル・カティナス。まだ22歳で、昨年はギタを破ったことのあるジャバット・ポトラック、今年はカーター・ウィリアムスを破るなどして急成長してきたファイター。
アルロフにとっては、実績と知名度はあっても、実力的に下り坂のファイター(アーツなど)の方が良かったか?アルロフに勝ち上がらせるために実績のないカティナスを当てたのか、逆にカティナスの咬ませ犬として総合で実績のあるアルロフを当てたのか。アルロフのK-1での実力がまだ未知数のため、蓋を開けてみないとわからない。
4タイムスチャンプ・シュルトの相手はヘスディ・カラケス。去年、「謎のエジプト人」として大会前日にシュルトとの対戦が決まったが、圧倒されながらも判定まで持ち込んだ。今回は万全な状態での再戦となる。その後K-1から声がかかることはなかったが、今年5月にはIT'S SHOWTIMEでバダ・ハリを破り(バダ・ハリの暴走反則負け)、SHOWTIME王者となっている。
エロジマンvsギタも好カード。去年はいきなりシュルトに潰されたギタだが、今年はほかのK-1常連選手との対戦がもっと見たい。
昨年準Vのバダ・ハリはGP出場辞退。オランダで関与したとされる暴行事件の問題が未解決のためとのこと。これはガッカリ。今年はフジは誰をプッシュするのだろうか。外敵のアルロフ、去年は外敵扱いだったアリスター、常に外敵扱いされているシュルトと、話題になりそうな選手は外敵ばかり。京太郎しかいないが、さすがにGP優勝を託すとなると厳しい。