格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC120予想と展望

カードはこちら。

<ミドル級/5分3R>
マイケル・ビスピン:185ポンド(83.9キロ)
秋山成勲:185ポンド(83.9キロ)

ウェルター級/5分3R>
ダン・ハーディ:171ポンド(77.5キロ)
カーロス・コンディット:170ポンド(77.1キロ)

ウェルター級/5分3R>
ジョン・ハザウェイ:171ポンド(77.5キロ)
マイク・パイル:170ポンド(77.1キロ)

<ヘビー級/5分3R>
チーク・カンゴ:228ポンド(103.4キロ)
トラビス・ブラウニー:251ポンド(113.8キロ)

ウェルター級/5分3R>
ジェイムス・ウィルクス:170ポンド(77.1キロ)
クロード・パトリック:171ポンド(77.5キロ)

SEXYAMAは3ヶ月のインターバルでのUFC3戦目。前回は中堅のクリス・レーベンのキャリア初の一本負けを喫した。タイトル戦線から大きく後退したかと思われたが、逆に格上のビスピンとの対戦が組まれた。役どころとしては、地元のスーパースタービスピンに対する咬ませ犬役で、負ければ連敗となり、リリースはないにしても、次戦は前座でリリースがかかったカット・ファイトが組まれることになる。
秋山は前戦で後半にガス欠を起こしているので、3R目を落としたとしても勝てるようにするには、1Rは絶対落とせない。最初の1Rが勝負。まず打撃で上回れるかどうか。打撃で打ち負けるようだと、テイクダウンも厳しいので、そのままズルズルとビスピンペースになってしまう。秋山が終盤失速し、ビスピンがパウンドアウトと予想。
セミはパンクラス×CAGE FORCEの代理戦争。パンクラスで北岡に一本負けしたが、その後連勝してウェルター級タイトル挑戦者となったコンディット(タイトルマッチは行わずにWEC参戦)。ハーディはウェルター級王者決定トーナメントに参戦し、決勝で吉田善行相手に反則負けで準優勝。どちらもタイトルに手が届くところまで行った選手。その後、コンディットはWECでウェルター級タイトルを獲得。絶対王者となるが、UFC参戦してからは中堅クラスで勝ったり負けたりのファイターになっている。対するハーディはUFC4連勝でGSPのウェルター級タイトルに挑戦したが、テイクダウンされまくって、グラウンドでも何度も極められかけて完敗。今回が再起戦。
オフィシャルの選手名鑑では、試合の様々な記録(打撃のヒット率や、テイクダウンの成功数・回避率など)が閲覧できる。
http://www.ufc.com/fighter/Dan_Hardy
http://www.ufc.com/fighter/Carlos_Condit
二人ともテイクダウン回避率は3割台。テイクダウンの成功率も5割以下で、そもそもトライが二人とも1桁しかなく、自分からはあまりグラウンドに持ち込もうとはしないタイプとわかる。ただし、一切グラウンドは捨てているハーディに対し、コンディットはグラウンドに引きこんで下から攻めるのも得意。
オールラウンダーのコンディットに対し、ハーディはスタンドでの強い打撃が武器。相性的にはハーディが良さそう。予想は打撃で上回ったハーディの判定勝ち。
セミ前には、イギリスMMA界の新星・ハザウェイも登場。23歳で14戦無敗。前回強豪ディエゴ・サンチェス相手にアップセット勝利しての凱旋出場となる。相手は戦極でダンホンに一本勝ちしたという経歴は何度も取り上げているが、その印象はどんどん薄れていっているマイク・パイル。UFCでは前座戦線で負け勝ち負け勝ちの五分。今回はハザウェイの咬ませ犬か。
明日早朝4時より、WOWOWの192chまたはスカパーHDのWOWOW2で生中継(ちなみに、来週のUFC121は一日遅れのディレイ中継)。速報します。