格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC126・展望とBET

カードはこちら。赤字はBodog(https://sports.bodog.com/sports-betting/mixed-martial-arts.jsp)によるオッズ。

ウェルター級/5分3R>
マイク・ピアース(米国)1.36
ケニー・ロバートソン(米国)3.15

UFC4勝1敗で、唯一の敗戦もジョン・フィッチ戦での判定負けのピアース。しかしなぜか前回に続き第1試合出場。フィッチ戦しか記憶にないが、あのフィッチを相手にけっこう健闘していたし、もっと上で試合を組んでもいい選手。
相手のケンロバはMMA10戦10勝で、判定も1度だけという選手だが、これまでの実績はローカルのみ(前回はベラトールで勝利)。実力は未知数。
メジャーの底力に期待し、ピアースにBET。

<ライトヘビー級/5分3R>
カイル・キングスベリー(米国)1.80
リカルド・ロメロ(米国)1.95

TUF出身で現在UFC2勝1敗のキングスベリー。対するロメロは前回のUFCデビュー戦で、キンボにも勝っているセス・ペトルゼリに一本勝ち。
キンボに勝った男に勝った男ということでロメロにBET。

バンタム級/5分3R>
デメトリアス・ジョンソン(米国)2.15
山本“KID”徳郁(日本)1.69

第3試合にKID登場。
相手のジョンソンは、Dynamite!!USAで所に負けたブラピことブラッド・ピケットに負けている選手。バックボーンはレスリングだが、試合ではわりとテイクダウンを取られている。体格もバンタムでは小さいし、正直このランクに勝てないようなら1試合でリリースされても仕方がない(されないとは思うが)。
オッズがやや厳しめなのは近年のKIDの戦績から見て仕方がないか。単なる勝ちではなく、KIDらしい爆発的な勝利を期待。
当然KIDにBET。

<ライト級/5分3R>
ポール・テイラー(英国)1.48
ゲイブ・ローディガー(米国)2.70

イギリス大会のご当地選手として常連だったテイラー。UFC戦績3勝5敗というのはリリースされないのが不思議なレコード。相手のローディガーはかつてWEC・UFCで戦っていたが、一度リリースされ、ローカルイベントで結果を出して(TPFライト級王者)返り咲いた選手。しかし、前回のUFC再デビュー戦ではジョー・ローゾンに完敗した。しかしさすがにこのレベルには勝てるのでは。
オッズも美味しいのでニックネーム“ゴジラ”のローディガーにBET。

フェザー級/5分3R>
チャド・メンデス(米国)1.29
小見川道大(日本)3.60

Sherdogフェザー級ランキングで4位の小見川がまさかの圧倒的アンダードッグ。もうちょっと評価されていると思ったが。負けが多すぎるせいか、あるいは前回UFCに出ていた頃のイメージが強いのか。
しかし、確かにメンデスは強い。塩漬けレスラータイプというのは小見川の連勝中の相手にはいなかった。相手の戦法は金網に最適化されているし、再デビュー戦にしては厳しすぎる相手。ゴン格の発言を読むと(秋山との対談)小見川は金網での練習経験がそれほど豊富ではなさそうなのも不安。小見川が勝つとしたらKOだが、負けるとしたら押さえ込まれての判定だろう。
BETは予想関係無しで小見川に。

<ライト級/5分3R>
ポール・ケリー(英国)3.60
ドナルド・セラーニ(米国)1.29

ついにUFCvsWECの対抗戦が開幕。トップを飾るのは、MMAでの3度の敗戦全てがWECライト級タイトルマッチという、王者に最も近かった男ドナルド・“カウボーイ”・セラーニ。WECでは5度もFight of the nightを獲得している名勝負製造機。
相手のケリーは、テイラーと同じく英国大会のご当地選手だが、テイラーほどにはひどい戦績ではない。が、ほぼ前座の出場で、勝ったり負けたりのレベルの選手。セラーニが負けるようなら、他のWECライト級の選手のレベルまでもが疑われてしまう。
セラーニにBET。

バンタム級/5分3R>
ミゲール・トーレス(米国)1.20
アントニオ・バヌエロス(米国)4.00

ここからPPVマッチ。ナンバーシリーズのメインカードで軽量級が解禁となる記念すべき試合。かつての絶対王者トーレスなら、UFCのPPVの客層にも届く試合が出来るはず。
バヌエロスは正直印象がない。大沢ケンジに勝っているが、前座なので放送は見ていない。
トーレスにBET。

<ライトヘビー級/5分3R>
ジョン・ジョーンズ(米国)1.31
ライアン・ベイダー(米国)3.50

怪物ぞろいのLHWで、上位に食い込むのが確実な実質無敗同士のホープ対決。しかし、“ダース”ベイダーが前回ホジェリオ戦でやや鈍くさいところを見せて、底が見えてしまった感じ。肝となるレスリングでもジョーンズが上だろう。
ジョーンズにBET。

ウェルター級/5分3R>
ジェイク・エレンバーガー(米国)1.31
カルロス・エデュアルド・ホシャ(ブラジル)3.50

ホシャはドイツ在住ブラジル人で、まだ総合無敗。前回UFCデビュー戦では1R膝十字で勝利。対するエレンバーガーは2勝1敗だが、マイク・パイルに勝った実績がある。
PPVの中では息抜き試合?USAコール渦巻くであろう会場でホシャの応援をする勇気はないのでエレンバーガーにBET。

<ライトヘビー級/5分3R>
リッチ・フランクリン(米国)1.59
フォレスト・グリフィン(米国)2.40

元王者グリフィンがアンダードッグ。フランクリンはライトヘビー級に転向したものの、便利屋のようにキャッチウェイトの試合が組まれてしまって、ライトヘビーでの実績が作れていない。それでもヴァンダレイやマット・ハミルに勝っているので、強いのは間違いないが。グリフィンのオッズが低いのは、1年以上のブランクの影響もあるかもしれない。
長期欠場前のティト戦はいまいちだったし、その前はアンデウソンにトラウマになるほどのKO負けを喫しているが、ショーグンとランペイジを連破しただけに地力はあるはず。単純に選手としても好きなのでグリフィンにBET。

UFC世界ミドル級選手権試合/5分5R>
[王者]アンデウソン・シウバ(ブラジル)1.40
[挑戦者]ヴィトー・ベウフォート(ブラジル)2.90

アンデウソンの王座には、「グラウンドで極められる極めが強い選手(デミアン・マイア)」や、「圧倒的なレスリング力で塩漬けにする選手(チェール・ソネン)」が挑んだが、いずれもタイトル奪取は果たせなかった(ソネンはもう1歩のところまで追い込んだが)。その他にアンデウソンを破る可能性があるとしたら、「打撃でアンデウソンを上回る選手」というのも候補に挙げられる。現在のUFCミドル級でその可能性が一番あるのがビトー。
タイトル挑戦するには実績が乏しいのは確かだが、一方で、ビトーのボクシングのレベルを疑うものはいない。そのビトーと、グリフィンを子ども扱いしたアンデウソンが真っ向から打撃勝負をしたらどうなるか。打撃だけならどちらに転ぶか分からない。
単純に好みでアンデウソンにBET。
当日は現地のスポーツブックで上記の予想通りに賭けてみる予定。