青木の対戦相手はアントニオ・マッキー
最後に残っていた青木の対戦相手がアントニオ・マッキーに決定。全試合順も確定。
http://www.dreamofficial.com/free/news/detail.php?id=1305435950
歌手のマッキーでも局アナのマッキーでもなくHERO’Sのマッキー。HERO’Sにおいて、前田日明が発掘した「山本KID級」の中で唯一参戦が実現した選手で、オープニングマッチで國奥と対戦し判定勝ちしたが、その後は呼ばれていない。
HERO’S消滅後は海外で準メジャークラスのイベントで連勝を重ねていたが、メジャーからお呼びがかかることはなかった。本人はその原因を、地味すぎるファイトスタイルをプロモーションが恐れているからだと主張していたが、多分その通りだろう。そして今年1月、念願のUFC参戦が実現するが、HERO’Sの時と同様にひっそりと第1試合に組まれたジェイコブ・ヴォルクマン戦でスプリット判定負けを喫すると、わずか1戦であっさりとリリースされてしまった。
ひとつにはWECとの合併でライト級ファイターが飽和状態だったということもあるが、UFCとしては「地味でも強ければ試合に出す」というアリバイ作りを果たした以上、地味でなおかつ今年41歳という年齢から実力の上積みも期待できないマッキーを使い続ける気はなかったのだろう。
UFCからはリリースされたが、テイクダウンから塩漬けにするファイトスタイルは脅威。マッキーからテイクダウンをするのは相当苦労するだろう。極めに対するディフェンスも、青木戦のちょうど10年前に腕十字で敗れたのが生涯唯一の一本負けで、決して弱いわけでもない。ただし、青木ほどのグラップラーとの対戦経験はないので、ガードからの攻めや足関への対処に弱点があるかもしれない。
非ズッファ系ファイターとしては紛れもなくトップクラスの選手。地震・原発・未払いの三重苦の中で、これだけのレベルの選手を呼べれば十分以上だろう。UFCをリリースされたての選手であるし、敗れたらDREAMライト級がUFCの前座以下ということになってしまう。カードは地味だが、昨年のメレンデス戦に匹敵する「負けられない試合」だと思う。
スカパーPPVは録画中継
http://www.dreamofficial.com/free/news/detail.php?id=1305437056
6月1日（水）17:00〜 ＠Ch.162（初回放送）
視聴料金:2,100円／番組（税込）
3日後……。正直、スカパーPPVに関しては、発表は遅れていたがTBSでの当日中継がないから当然生中継をやるものだと思っていたのに。さすがに料金は普段より安くなってはいるけど、高くてもいいからライブでやって欲しかった。経費等の関係で難しいということなんだろう。
当然、今回はTBSでの当日中継もなし。
