格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC131:予想と展望

全カードはこちら。

<ライトヘビー級/5分3R>
ジュニオールドスサントス:239ポンド(108.4キロ)
シェーン・カーウィン:254ポンド(115.21キロ)

フェザー級/5分3R>
ケニー・フロリアン:146ポンド(66.22キロ)
ディエゴ・ヌネス:145ポンド(65.77キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ユノラフ・エイネモ:261ポンド(118.38キロ)
デイブ・ハーマン:233ポンド(105.68キロ)

<ミドル級/5分3R>
デミアン・マイア:186ポンド(84.36キロ)
マーク・ムニョス:186ポンド(84.36キロ)

<ライト級/5分3R>
ドナルド・セラーニ:155ポンド(70.3キロ)
ヴァグネル・ホシャ:155ポンド(70.3キロ)

<ライト級/5分3R>
サム・スタウト:155ポンド(70.3キロ)
イーブス・エドワーズ:155ポンド(70.3キロ)

<ミドル級/5分3R>
ジェシー・ボンフェルツ:185ポンド(83.91キロ)
クリス・ウィードマン:186ポンド(84.36キロ)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリストフ・ソジンスキー:205ポンド(92.98キロ)
マイク・マッセンツィオ:201ポンド(91.17キロ)

<ミドル級/5分3R>
ニック・リング:185ポンド(83.91キロ)
ジェイムス・ヘッド:186ポンド(84.36キロ)

フェザー級/5分3R>
ダスティン・ポイエー:146ポンド(66.22キロ)
ジェイソン・ヤング:145ポンド(65.77キロ)

<ヘビー級/5分3R>
ジョーイ・ベルトラン:247ポンド(112.03キロ)
アーロン・ロサ:261ポンド(118.38キロ)

フェザー級/5分3R>
小見川道大:145ポンド(65.77キロ)
ダレン・エルキンス:145ポンド(65.77キロ)

UFC史上最大のイベント規模となったUFC129から、一回ベガスを挟んでまたカナダ。前回はトロントで、今回はバンクーバーなので、同じカナダと言っても場所は全く違うが。
UFC129では前座全試合に出場するなど、地元カナディアンが10名も参戦したが、今回は全12試合24戦手中3名のみ。メインカードにもカナディアンはゼロ。ジモティに頼る必要がないほど定着してきたか。
メインはジュニオール・ドス・サントスvsブロック・レスナーのTUF13コーチ対決だったが、レスナーが病気のために欠場。代わって、エイネモと対戦する予定だったシェイン・カーウィンJDSと対戦する。カーウィンは総合初黒星となったレスナー戦以来、ケガでの欠場も挟んで11ヶ月ぶりの復帰戦で厳しいカードに。
レスナー戦までは全試合1R一本・KO勝ちというすさまじい記録を保持していたカーウィンレスナー戦でも、1RはパウンドでKO寸前まで追い込んでいたが、人生初の2R目でガス欠。未知数だったスタミナに穴があった。スタミナ増強をしてきたとしても、年齢的に限界がある。
一発でKOを奪うパンチの重さが武器のカーウィンに対し、JDSもミルコ&ネルソンと打ち合って打ち勝つだけの技術がある。ネルソン戦までは5試合連続KO勝ち。打撃勝負になった場合、どちらが上なのかはわからない。しかし、ミルコ相手にも打ち合ったJDSだけに、レスラーのカーウィンに組み付いてのテイクダウンは狙わないだろう。カーウィンがテイクダウンを狙ってくるようなら、JDSノゲイラ直伝の柔術UFCで始めて見られるかもしれない。
スタミナ面での不安もあってJDSが中盤以降優勢になると予想。スタミナ切れしたカーウィンがグラウンドに持ち込もうとするもチョークで一本負け。
セミにはライト級のトップファイターだったケンフロがフェザー初陣。相手はジョゼ・アルド&サンドロに続くノヴァ・ウニオンNo.3のヌエスズッファでの戦績は現在5勝1敗だが、全て判定で、あまり印象がない。しかし前回は元旦のUFC125で元王者マイク・ブラウンを下している。フェザー級デビュー戦にしては厳しい相手だが、ライト級時代の動きが出来れば、体格的優位もあってケンフロ勝利は動かないはず。
ケンフロ判定勝ち。
PRIDE1戦1敗のエイネモvs戦極ファイターのデイブ・ハーマンはともにUFCデビュー戦。エイネモは5年半のブランク明けでのUFCメインカードデビュー。これだけブランクがある状態でのUFCデビューというのも珍しい。総合の試合は6年前のヴェウドゥム戦しか見ていないが、その時点ではまだまだ総合格闘家というよりグラップラーが総合をやっているという感じだった。もちろん復帰に向けて十分なトレーニングはしてきているだろうけど、最新の総合の技術についていけるのかどうか。ハーマンKO勝ち。
第1試合では小見川がUFC再デビュー2戦目。相手はケンフロ同様今回からライト→フェザーに転向したダレン・エルキンス。前回小見川を破ったチャド・メンデスと同じく元レスラー。UFCデビュー戦はラドウィック相手にテイクダウンを奪った瞬間ラドウィックが足を負傷してTKO。2戦目はチャールズ・オリベイラをテイクダウンしたところで三角に捕まって一本負け。どちらも1分以内に終わっていて、実力が良くわからない。
小見川はメンデス相手にテイクダウンを奪われたことより、パンチでダウンを喫したことの方が痛かった。そのせいで前に出るしかなくなり、結果としてよりテイクダウンを奪われることになってしまった。エルキンス相手にもまず打撃で通用できるかどうか。エルキンスの打撃は未知数だが、北米でボクシングが全く出来ない選手はいないので、楽ではないだろう。
それでも小見川がパンチでダウンを奪い、パウンドでTKOと予想。
明日朝6時50分からFacebookYouTube中継。小見川の試合も日本から問題なく視聴できるとのこと(http://twitter.com/ufc_jp/status/79397305509351424)。9時からボンフェルツvsウィードマン、スタウトvsエドワーズの2試合がUFC.TVで無料中継。メインカード開始は午前10時より。
6時50分より速報します。