格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC132:予想と展望

カードはこちら。

メインカード(PPV)
[BW] ドミニク・クルーズvsユライア・フェイバー
[MW] ヴァンダレイ・シウバvsクリス・レーベン
[LHW]ティト・オーティズvsライアン・ベイダー
[WW] カーロス・コンディットvsキム・ドンヒョン
[LW] デニス・シバーvsマット・ワイマン

SpikeTV・UFC.TV中継カード
[LW] メルビン・ギラードvsシェーン・ローラー
[LW] ジョージ・ソティロパウロスvsハファエル・ドスアンジョス

Facebook中継カード
[BW] ブライアン・ボウルズvs水垣偉弥
[MW] ブラッド・タヴァレスvsアーロン・シンプソン
[LW] アンソニー・ンジョクアーニvsアンドレ・ウィナー
[BW] ジェフ・ハグランドvsドニ―・ウィーカー

ヴァンダレイ&ティトの2大レジェンドを抑えて、UFC史上初めて軽量級(バンタム・フェザー)がメインを張る。安定王者ドミニク・クルーズは、唯一の負けがフェザー級時代のユライア戦で、今回はリベンジマッチになる。一方のフェイバーは水垣を1Rチョークで下したが、3月のUFCデビュー戦は格下相手にらしくない試合で判定勝ち。水垣戦の前はフェザーでジョゼ・アルドに完敗。現在の勢いでは完全にクルーズ。クルーズがスタンドのスイッチワークでユライアを完封しそう。
セミは1年4ヶ月ぶりに復活のヴァンダレイ。前回は初のミドル級戦でマイケル・ビスピンに判定勝ち。ビスピンと互角に戦えるなら、中堅のレーベンは問題ないかと思うが、試合翌日には35歳を迎えるヴァンダレイが、長期欠場明けでどれだけ実力をキープできているか。アップセットが起こるとしたらここかもしれない。打撃戦で打ち負けさえしなければ問題ないと思うが。
日本で言えば桜庭クラスのスター・ティトだが、最後の勝利から5年近く経過している。UFC復帰戦のグリフィン戦はまだ競った内容だったが、マット・ハミルにはテイクダウンを奪われ完敗。ハミル同様レスラーのベイダー相手では同じパターンでやられそう。「負けたら即引退スペシャル」にするには、ちょっと相手が厳しすぎると思うが、UFCとしては最大の功労者を未来のホープが下すという図式で幕を引きたいのかもしれない。ティト最後の意地に期待。
元DEEPキム・ドンヒョンvs元パンクラスカーロス・コンディットの対戦は、今回一番どちらが勝つか分からない好カード。ドンヒョンはUFC6戦無敗だが、初戦以外は全部判定で、前半テイクダウンでポイントを稼ぐも、最後はガス欠気味でなんとか勝ちを拾うという内容が続いている。ウェルター級トップにはレスリングモンスターがごろごろしているので、今のままではタイトルに絡むのは難しいのでは。
しかし、今回の相手コンディットはテイクダウンはそれほど強くない。ドンヒョンにとってはやりやすいか。ただ、テイクダウンしてもコンディットは下からの攻めが得意で、ドンヒョンは攻めあぐねるだろう。テイクダウンのポイントで微妙にリードするが、毎回3Rにスタミナ切れしているドンヒョンが、最後はコンディットの打撃につかまってKO負けと予想。
コンディットは前回の元CAGE FORCEトーナメント準Vのダン・ハーディに続いて、今度は元DEEPのタイトルコンテンダーと対戦。パンクラス・DEEP・CAGE FORCEの元参戦選手がUFCの大舞台で争っているのが面白い。しかも、3人ともタイトル獲得寸前まで行きながら獲得できていないのも共通している。
前回、地元でUFC初黒星を喫したUFC版青木モドキ・ソティロポロス。スタンドレスリングに穴があることを露呈してしまったが、今回は同じ寝技師のRDSことハファエル・ドス・サントスと対戦。黒帯柔術家相手にソティロポロスの寝技がどれだけ通用するかに注目。
Facebook中継には水垣が登場。WEC・UFCでは●○●○●○と黒星と白星を交互に重ねてきた水垣。今回の相手は、前王者で、現王者のドミニク・クルーズにしか負けていないブライアン・ボウルズ。これはピンチというよりはチャンス。水垣は勝っても微妙な内容の試合が続いてきたが、相手がクルーズなら試合内容を気にすることなく、勝つことだけに専念できる。たとえ退屈な試合になったとしても、ボウルズに勝てたらでかい。打ち合いに臨んで打ち勝つことを期待。
Facebook中継は日本時間3日午前7時15分開始。速報します。