格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★DREAM JAPAN GP FINAL:オッズと展望

オッズはBodog(https://sports.bodog.eu/sports-betting/mixed-martial-arts.jsp)より。試合順は本日発表とのこと。

1.69 今成正和
2.15 所英男

バンタム級ジャパンGP決勝戦。今成は、ここ数年噛み合わない試合が常態化している。例外はグラウンドで潰して勝った中村アイアンくらい。所なら、グラウンドで真っ向勝負(それも今成の土俵の極め合い)をしてくれるのではないかと期待。グラウンドに付き合わず打撃勝負に行った方が勝率は高いだろうが、負けても世界GP出場は決まっているわけだし、「いい試合をする」という意識の方が高いかもしれない。極めっこになれば今成だとは思うが、所も時折ミラクルがあるのでわからない。
今成が足関で一本。

1.83 藤原敬典
1.91 大沢ケンジ

藤原の実力がまだ良くわからない。今成戦は僅差だったが、お互い持ち味を消した試合だった。別ルールではあるが、ZSTではSRCバンタム級GPファイナリストの清水俊一に2勝している。打撃勝負なら藤原か。しかし宮下戦ではテイクダウンから塩漬けにされていた。今成のタックルは切れていたが、ちゃんとしたテイクダウンを防げるのかはあの試合では不明。
藤原がテイクダウンで押さえ込まれる場面があるも、打撃の差で藤原判定勝ちと予想。

1.22 マリウス・ザロムスキー
4.25 石川英司

試合前々日でのカード変更で、石川の減量が間に合わず、ウェルター級より3kg重い79kg契約。
個人的には裏メイン。ザロムのStrikeforceでの連敗は、いずれも打撃でのKO負け。得意の打撃で上を行かれてしまった。DREAMではまだテイクダウンで固めに来る相手とは対戦していない(GP決勝でのジェイソン・ハイ戦では打撃のみで終わってしまった)ので、スタンドレスリングがどれだけできるかは未知数の部分がある。
石川にも十分チャンスがあるのでは。ひたすら抑えこんでのパウンドでスタミナを削り判定勝ちという展開も十分ありうる。
まあ普通に考えたら、いくら相性が良くても、ローカルイベントで竸った試合をしている選手がメジャーのチャンピオンに勝つなんてことはないのだが。それでも、「負けたのは運が悪かっただけ」という残念なコメントを残すマッハよりは期待ができる。
ザロムスキーKO勝ち。

1.31 川尻達也
3.50 ドリュー・フィケット

41勝のうち30勝が一本勝ちで、勝った試合はここのところ11試合連続一本勝ちのフィケット。しかし川尻なら四つからのテイクダウンでギロチンももらわないだろうし、フィケットが勝つにはワンチャンスでバックを奪えた時のチョークくらいか。
川尻は一本・KOで勝ちたいところだが、変にKO狙いで行くと空回りして判定になりそう。ひたすら潰してパウンドに徹していれば、自然にKO勝ちは転がり込んでくる。
しかし狙いすぎて判定勝ちと予想。

1.62 宮田和幸
2.30 高谷裕之

GPは「日本トーナメント決勝」なので、格的にはこちらがメインになるべきだが…。
Strikeforceでのふがいない試合が響いて、王者なのにアンダードッグの高谷。以前は、タックルをされても寝かされずに打撃で打ち勝つというスタイルだったが、大晦日のビビアーノ戦ではテイクダウンを奪われる場面もあった。宮田のタックルを防ぎきれるかどうか。
最近は全くスタミナの不安がなくなった宮田。10分+5分+5分の3Rでも問題はないか。テイクダウンより、タックルからバックを奪ってジャーマンなどの見せ場を作りつつ試合を制する時間が長くなる気がする。
宮田判定勝ち。

1.08 ゲガール・ムサシ
8.00 泉浩

テイクダウンディフェンスに唯一の穴があるムサシを、全日本社会人レスリング初戦敗退の泉が抑えこみ切ることが出来るか。結論=無理。泉の勝機は、組み付いたところでフックか何かを振り回したのがたまたまヒットしてのKO勝ちくらい。
ムサシ1RKO勝ち。

- 光岡映二
- ブルーノ・カルバーリョ

この試合はオッズなし。戦績を見ると侮れないカルバーリョ。光岡が序盤で一本を取れずに逃がしてしまうようだと、カルバーリョの打撃をもらって厳しい展開になりそう。
1Rチョークで光岡。

- 水野竜也
- トレヴァー・プラングリー

この試合もオッズなし。DREAMでは階級下のマヌーフに勝ち、ミルコ・ムサシ・ハリトーノフと、明らかに格上(階級上含む)の相手に敗れているだけの水野。この試合でライトヘビーでの水野の真価が問われる。
プラングリーがテイクダウンを奪い、水野が凌ぐ展開か。慣れない10分+5分でプラングリーがスタミナ切れを起こせば、水野に勝機が転がり込んでくるが。
プラングリー判定勝ち。
今回は軽量級から重量級までバランスよく揃った。初参戦の選手が多く、今後を見据えたカードになっている。この中のどれくらいのカードが次につながってくるか。ダフィーvsガストンが中止で全8試合と少なめになったが、試合が減った分を試合以外のセレモニーや挨拶等で埋めようとするのはいらない。
明日夕方5時より速報します。