格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC133:予想と展望

PPVメインカード ※名前の後ろの数字はBodogでの掛け率。

<ライトヘビー級/5分3R>
ラシャド・エヴァンス(米国) 1.25
ティト・オーティス(米国) 4.00

<ミドル級/5分3R>
ヴィトー・ベウフォート(ブラジル) 1.27
秋山成勲(日本) 3.80

ウェルター級/5分3R>
デニス・ホールマン(米国) 1.83
ブライアン・エバーソール(米国) 1.91

<ミドル級/5分3R>
ホルヘ・リベラ(米国) 1.65
コスタンティノス・フィリップ(キプロス) 2.25

ウェルター級/5分3R>
ローリー・マクドナルド(カナダ) 1.33
マイク・パイル(米国) 3.30

アンダーカード

<ライトヘビー級/5分3R>
マット・ハミル(米国) 2.40
アレクサンダー・グスタフソン(スウェーデン) 1.59

フェザー級/5分3R>
チャド・メンデス(米国)1.15
ハニ・ヤヒーラ(ブラジル) 5.25

バンタム級/5分3R>
アイヴァン・メンジバー(カナダ) 1.44
ニック・ペイス(米国) 2.75

ウェルター級/5分3R>
ジョニー・ヘンドリックス(米国) 1.69
マイク・ピアース(米国) 2.15

フェザー級/5分3R>
マイク・ブラウン(米国) 1.44
ナム・ファン(米国) 2.75

<ミドル級/5分3R>
ハファエル・ナタウ(ブラジル) 2.10
ポール・ブラッドリー(米国) 1.71

今回も欠場が相次ぎ、当初のカードからはだいぶスケールダウン。セミに組まれていたフランクリンvsホジェリオが消えたのが特に痛い。
メインはわずか1ヶ月前に崖っぷちから奇跡のアップセットを起こしたティトvsラシャド・エヴァンス。4年前の対戦では、ティトが金網を掴んでしまい、減点されたため、勝っていた試合をドローにされている。エヴァンスにとっては連勝を止められた試合。
エヴァンスは、当初はジョン・ジョーンズとのタイトルマッチだったのが、フィル・デイビスとのノンタイトル戦になり、直前でティトに変更になるなど、ついていない。しかも、試合は1年5ヶ月ぶり。不安要素が多い。ティトにとっては、掛け率では前回同様アンダードッグ。ベイダーに勝ったとは言え、それでベイダーより強いと証明されたわけでもない。さらに上のエヴァンス相手にこの掛け率は当然か。
ベイダー戦と同じく、序盤のサプライズ決着が無い限りは、エヴァンスの判定勝ちか。
セミのヴィトーvs秋山もほぼ同じ掛け率。当然、ヴィトーがフェバリットで、秋山がアンダードッグ。今までの秋山の引き出しでは、打撃で勝てない相手には勝てなかったが、UFCミドル級で最高のボクサーであるヴィトー相手とも打ち合えるか。かといって、テイクダウンを取っていっても、ヴィトーから一本が取れるとはとても思えない。ティト以上に勝ち目が薄い試合。ヴィトーKO勝ち。
なぜか前座扱いの元メインイベンター・マット・ハミルだが、掛け率では不利になっている。なぜ?相手のグスタフソンはUFC3勝1敗で、唯一の負けはフィル・デイビスだが、勝った相手もすべて前座レベル。ティトに勝っていて、ランペイジ負けるまで5連勝中だったハミルがアンダードッグになる理由が良くわからない。体がでかくて、勝っている試合はすべて豪快な勝利ではあるが。
前座で注目はマイク・ブラウンvsナム・ファンのフェザー級戦。ナムは疑惑の判定決着だったTUFフィナーレ後、UFC初登場。マイク・ブラウンは元王者なのに、連敗中で第2試合という扱いに。どちらも負けたらリリースがありうるだけに、負けられない試合。
もう1試合は小見川を破ってジョゼ・アルドタイトル挑戦権を手に入れた無敗のチャド・メンデスの試合。アルドのケガでタイトル挑戦はなくなったが、代打で決まった相手はハニ・ヤヒーラ。実績・オッズではメンデス圧倒的有利ではあるが、強豪柔術家との対戦は今まで見ていないので、不覚を取ることもあるかもしれない。
第1試合開始(Facebook中継)は7日の朝6時45分より。速報予定です。