格闘技徒然草

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★UFC Live: Cruz vs. Johnson:予想と展望

メインは王者ドミニク・クルーズとデメトリアス・ジョンソンのバンタム級タイトルマッチ。UFC史上初めて、系列大会でタイトルマッチが行われる。最軽量級でPPV売り上げが心配というのと、元々WECが中継されていたVersusでは視聴者に軽量級への理解があるということも影響しているか(どうかは知らないが)。
王者クルーズは、最近のUFCでは珍しく前回(7・2UFC132)からのインターバルが3ヶ月未満。軽量級はファイトマネーが安いので、主催者がカードを組みやすく、選手も数をこなしたいからスパンが短くなるのかもしれない。
挑戦者のDJことデメトリアス・ジョンソンは、KIDがUFCデビュー戦で負けた相手として知られている。同じく小見川をUFCデビュー戦で破ったチャド・メンデスもタイトル挑戦が予定されているし、当初は「日本のトップ選手が前座で負けた」というイメージがあったが、実際は強い相手だったということか。もっとも、DJがタイトル挑戦できたのは、クルーズが挑戦者を片っ端から倒してきて、もう挑戦者が残っていないという事情もある。KIDやミゲール・トーレスをテイクダウンで抑えきったDJだが、トーレス戦は微妙な判定だった。クルーズに勝つとしても同じ展開で、テイクダウンを取ることができるかが勝負になる。
セミは“ミルコ信者”パット・バリーと“偽シュルト”ステファン・シュトゥルーフのヘビー級戦。シュトゥルーフはUFC最長身。メインのDJがUFC最小ファイターなので、セミとメインの振り幅がすごい。バリーは前回、シーク・コンゴを打撃で追い詰めていたが、最後の最後で大逆転KO負けした。しかし、マーコートの緊急解雇で前日に任せられたメインの大役は十分にこなして、むしろ評価を上げている。今回もハイタワーのシュトゥルーフをKOできれば、かなり見栄えがいい絵になるが、バリーが苦手のグラウンドに持ち込まれて極められてしまいそう。
マット・ワイマンvsマック・ダンジグは昨年6月以来の再戦。その時は1Rギロチンチョークでワイマンが勝利しているが、決まっていないのにレフェリーが落ちたと思って止めてしまった誤審だったと言われている。
メインカードもう1試合はアンソニー・ジョンソンvsチャーリー・ブレネマン。ブレネマンは前日に解雇されたマーコートの代打として急遽リック・ストーリーと対戦し、アップセット勝利を起こして名を挙げた。一方のジョンソンは、もともとのマーコートの対戦相手として決まっていた選手で、ブレネマンのシンデレラストーリーのきっかけを作った選手。しかしせっかく金星を上げた直後に、それ以上に厳しい相手とのカードが組まれるとは。ブレネマンにとっては気の毒。しかしこれがUFCか。
朝6時40分よりFacebookでの前座配信スタート。今回、前座にはめぼしいカード無し。
http://www.facebook.com/UFC?sk=app_116056818485426
6時40分より速報します。