格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC136:予想と展望

UFC世界ライト級選手権試合/5分5R>
[王者]フランク・エドガー(米国)
[挑戦者]グレイ・メイナード(米国)

UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジョゼ・アルド(ブラジル)
[挑戦者]ケニー・フロリアン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ブライアン・スタン(米国)
チェール・ソネン(米国)

<ライト級/5分3R>
ジョー・ローゾン(米国)
メルビン・ギラード(米国)

フェザー級/5分3R>
レオナルド・ガルシア(米国)
ナム・ファン(米国)

<ミドル級/5分3R>
ジョルジ・サンチアゴ(ブラジル)
デミアン・マイア(ブラジル)

<ライト級/5分3R>
アンソニー・ペティス(米国)
ジェレミー・スティーブンス(米国)

<ヘビー級/5分3R>
ジョーイ・ベルトラン(米国)
スタイプ・ミオシッチ(米国)

フェザー級/5分3R>
ダレン・エルキンス(米国)
ヂャン・ティェカン(中国)

<ミドル級/5分3R>
アーロン・シンプソン(米国)
エリック・シャファー(米国)

<ライトヘビー級/5分3R>
スティーブ・キャントウェル(米国)
マイク・マッセンツィオ(米国)

ダブルタイトル戦で、かなり豪華なラインナップ。
メインは上半期ベストバウトにもノミネートされた元旦の再戦となるライト級タイトルマッチ。王者エドガーがKO寸前から脅威の挽回でドローに持ち込んだ。ダイレクトリマッチが5月に組まれる予定だったが、両者の怪我で延期。今年1年、ライト級が停滞してしまい、その余波で次の挑戦者候補が何人も前哨戦で敗れて消えていった。とにかくすっきりした決着を望みたい。前回、1Rで追い込まれたことを除けば、エドガーが優勢だったので、大きい一発さえ貰わなければ、王者ペースか。
セミはフェザー級タイトルマッチ。王者のジョゼ・アルドは、前回カナダ大会で防衛を果たしたものの、マーク・ホーミニック相手に最終ラウンドで追い上げられ、初めて劣勢に立たされた。しかし、怪我の影響もあったと言われる。挑戦者はフェザー級2試合目でタイトル挑戦が決まったケニー・フロリアン。転向初戦となったディエゴ・ヌエス戦では、2度ダウンを喫するなど、ライト級での実力を完全に発揮するまでには至らなかった。あのコンディションのままではアルド戦は厳しい。パンチでダウンを奪ったアルドがパウンドでKOと予想。
セミ前には、パウンド・フォー・パウンドアンデウソンを最も追い込んだ男・チェール・ソネンが、ドラッグチェックによるライセンス剥奪から1年2ヶ月ぶりの復帰戦。相手のブライアン・スタンが、海兵隊出身の絶対的ベビーフェイスということもあって、得意のトラッシュトークが冴え渡るかと思いきや、以前からの顔見知りということもあり、今回は不気味なほど成りを潜めている。
アジアの誇る漬物石・岡見すら漬け込んだ絶対的なレスリング力を持つソネンだが、打撃では前回ジョルジ・サンチアゴをKOしたスタンが上。久々の試合で打撃に対する感覚が鈍っていないかが心配なところ。
ちなみに、ソネンはWEC・UFCでの勝利(5勝)全てが判定勝ちで、全勝利の6割が判定だが、負けはほとんど一本・KOで、唯一の判定負けはパンクラスでのKEI山宮戦である。また、唯一のドローもパンクラスでの郷野戦。
PPV前の無料カードも豪華で、WEC最後の王者アンソニー・ペティスvsジェレミー・ステファンズと、デミアン・マイアvsジョルジ・サンチアゴが組まれている。サンチアゴはまたしても強敵との対戦。前回が一方的な内容でのKO負けだったので、今回も負ければ、ミドル級での次のチャンスは無いかもしれない。崖っぷち。
この豪華なカードを抑えてメインで組まれたのが、サンチアゴと同じ戦極ファイターのナム・ファンvsレオナルド・ガルシアの再戦。前回は年間ワーストジャッジに選ばれるほどの疑惑の判定でガルシアが勝利している。3月に再戦が組まれたが、ナムの怪我で流れてしまった(ちなみに、代役で登場したのはナム同様過去にガルシア相手に微妙な判定で負けているジョン・チャンソンで、再戦ではツイスターで一本勝ちしている)。ナムは8月にマイク・ブラウンにも敗れていて、記録の上では2連敗。負けたらリリースもありうる。
Facebookでの前座中継は朝6時45分よりスタート。
http://www.facebook.com/UFC?sk=app_128953167177144
PPVメインカードはWOWOWで朝10時より生中継。
速報します。