格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC140:予想と展望

カードはこちら。

UFC世界ライトヘビー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジョン・ジョーンズ(米国)
[挑戦者]リョート・マチダ(ブラジル)

<ヘビー級/5分3R>
フランク・ミア(米国)
アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル)

<ライトヘビー級/5分3R>
ティト・オーティズ(米国)
アントニオ・ホジェリオ・ノゲイラ(ブラジル)

ウェルター級/5分3R>
クロード・パトリック(カナダ)
ブライアン・エバーソール(米国)

フェザー級/5分3R>
マーク・ホーミニック(カナダ)
ジョン・チャンソン(韓国)

<ライトヘビー級/5分3R>
クリストフ・ソジンスキー(カナダ)
イゴール・ポラヤック(クロアチア

<ミドル級/5分3R>
ジャレッド・ハマン(米国)
コンスタンチノス・フィリッポウ(キプロス

<ライト級/5分3R>
ジョン・マクデッシ(カナダ)
デニス・ホールマン(米国)

バンタム級/5分3R>
イーブス・ジャボウィン(カナダ)
ウォーレル・ワトソン(米国)

<ライト級/5分3R>
マーク・ボセック(カナダ)
ニック・レンツ(米国)

ウェルター級/5分3R>
リック・アットニート(米国)
ジェイク・ヘフト(米国)

<ライト級/5分3R>
ミッチ・クラーク(カナダ)
ジョン・コリッシュ(米国)

前座に地元カナダの選手を集めて、メインカードにはトップ選手を並べるという構成は日本大会を始めとしてアメリカ以外でのイベントと同じ。日本に比べればメインカードが豪華なのは、日本とカナダでのUFC人気の盛り上がりの違いから考えて仕方ない。
メインはパウンド・フォー・パウンドへの道を突き進むジョン・ジョーンズ2度目の防衛戦。相手は元王者のLYOTOに。圧倒的なフィジカルとレスリング技術でここまで実質無敗を貫いてきているジョーンズだが、ある意味ジョーンズを上回るのではないかという幻想を持っている唯一の選手がLYOTO。ただ、ショーグンにKOされた後、ランペイジ戦では仕掛けの遅さで前半のラウンドを落として判定負けするなど、幻想はなくなりつつある。前回はレジェンドファイター・クートゥアをジャンピング前蹴りでKOしたが、元々実力差があった。LYOTOジョーンズのタックルを警戒しなければいけない分、スタンドでも後手に回る可能性がある。一発は入れば試合をひっくり返す可能性はあるが……。
予想はジョーンズが優勢に進めながらも慎重に攻めての判定勝ち。
セミはフランク・ミアvsノゲイラ兄。前回はノゲイラの防衛戦で対戦し、打撃で一方的な展開となりミアが勝利した。その後、昨年9月に再戦が予定されていたが、ノゲイラの長期欠場で流れている。その時も思ったが、正直初戦の内容から言ってそんなに急いで再戦を組むカードとは思えなかった。ただ、ノゲイラは前回の対戦ではコンディションが非常に悪かったという言い分があるようだ。長期離脱の甲斐あって、現在は万全の体調で練習できているようだが、やはり差が埋まったようには思えない。復帰戦ではブレンダン・シャウブをKOで下したノゲイラだが、打ち合いを避けてグラウンドで勝負をかけるのが適切だと思う。
ミアが再びKO勝ちと予想。
セミ前はこれも3月に予定されていてティトの負傷欠場で流れていたカードであるティトvsホジェリオ。その時、ホジェリオは代役のフィル・デイビスに完敗。その後は8月に予定されていた試合を肩の負傷で欠場している。一方のティトは、長らく勝ち星がなかったが、7月にライアン・ベイダー相手に大アップセット勝利で復活。フィル・デイビスの代役として急遽出場した翌月のラシャド・エヴァンス戦でも健闘してみせた。3月の時点では、長いこと勝ち星がなく、崖っぷちとなっていたティトよりもホジェリオが優位と思われていたが、今ではお互いのポジションが逆転。しかし、事前オッズではなおもホジェリオが有利と見られている。打撃で上回るホジェリオをティトがテイクダウンして攻めたいところだが、グラウンドではホジェリオの仕掛けを防ぐ側に回ってしまい、膠着しそう。判定でホジェリオ勝利。
前座のFacebook中継は明日朝7時50分スタート。その後、UFC.TVのプレリミ中継が9時から4試合。メインカードは午前11時開始。
速報します。