格闘技徒然草

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★UFC142:オッズ/予想と展望

UFC142の事前オッズ(http://sports.bodog.eu/sports-betting/mixed-martial-arts.jsp)。

UFC世界フェザー級選手権試合/5分5R>
[王者]ジョゼ・アルド(ブラジル)1.33
[挑戦者]チャド・メンデス(米国)3.30

<ミドル級/5分3R>
ヴィトー・ベウフォート(ブラジル)1.95
アンソニー・ジョンソン(米国)1.80

<ミドル級/5分3R>
ホウジマール・トキーニョ(ブラジル)1.17
マイク・マッセンジオ(米国)5.00

ウェルター級/5分3R>
エリック・シウバ(ブラジル)1.20
カルロ・プラター(米国)4.50

<ライト級/5分3R>
エジソン・バルボーザ(ブラジル)1.35
テリー・エティム(英国)3.25

<ライト級/5分3R>
アゴタバレス(ブラジル)1.69
サム・スタウト(カナダ)2.15

<ヘビー級/5分3R>
ガブリエル・ナパォン(ブラジル)1.87
エドナウド・オリベイラ(ブラジル)1.87

フェザー級/5分3R>
ユーリ・アルカンタラ(ブラジル)1.50
小見川道大(日本)2.50

ウェルター級/5分3R>
ヒカルド・フンチ(ブラジル)4.75
マイク・パイル(米国)1.18

フェザー級/5分3R>
フィリッピ・アランテス(ブラジル)2.75
アントニオ・カルバーリョ(カナダ)1.44

前回に比べれば、ややカード弱めのブラジル大会。
メインはフェザー級王座戦UFC・WEC通算10戦全勝で、絶対王者となりつつあるジョゼ・アルド5度目(UFCになってからは3度目)の防衛戦だが、唯一付け入る隙があるとすればレスリングの攻防。そして、タイトルに挑戦するのはフェザー級でもっともレスリングが強いチャド・メンデス。5Rという長丁場となると最後まで押さえ込み切ることができるかわからないが、アルドが最も苦戦する試合になる可能性は高い。ただし、今回はアルドのホームであり、前回のブラジル大会もブラジリアンが負けたのは1試合だけ(ブラジル対決を除く)しかない。メンデスにとってはせっかくのチャンスを最悪の場所で迎えることになった。
予想はアルドが苦しみながらも僅差の判定勝ち。
セミはアンソニー・ジョンソンのミドル級転向初戦。相手のヴィトーのように、ライトヘビー級から落としてくる選手が多い階級に、ウェルター級から上げてくる選手は珍しい。ジョンソンの場合、計量失敗の前科もあり、ウェルターではかなり大きい選手なので、むしろミドルが適正なのかもしれない。オッズでは意外にも地元で階級上のヴィトーがアンダードッグと見られている。確かにヴィトーはパンチで短時間KOする勝利ばかりで、実力がつかみにくい。ジョンソンがテイクダウンして押さえ込み、スタミナを削る展開になったら、案外もろいかもしれない。予想はジョンソン判定勝ち。
小見川は前座に出場。今回メインでタイトルに挑戦するメンデスとは、11ヶ月前のUFCデビュー戦で対戦している。当時は小見川が世界4位につけていたことを考えると、11ヶ月でだいぶ差がついてしまった。日本大会に出場するチャンスもあったと思うが、またしてもどアウェイに。
相手は前回のブラジル大会でUFCデビューしたユーリ・アルカンタラ。現在12連勝中で、ローカルの戦績はあまり当てにならないが、26勝中11KO12一本勝ちと、試合をフィニッシュする力がある。前回のアランタス戦では判定となったが、テイクダウンしてからのポジショニングで圧倒していた。小見川はまずスタンドを維持できなければ勝負にならない。
今回はFacebook中継は第1試合(修斗でお馴染みの哲人・カウバーリョ vs. アランタス)のみで、第2試合から第5試合まではアメリカではケーブルテレビのFXで、ネットではUFC.tvで中継。Facebook開始が9時からでUFC.tvは10時開始になっているが、1試合のみで1時間枠ということはないだろうから、時間変更になるだろう(おそらくFacebook中継の開始時間が遅くなる)。
15日朝より速報します。