格闘技徒然草

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★UFC142:ユーリ・アルカンタラvs小見川道大

フェザー級。アルカンタラは前回のUFCデビュー戦では第1試合で勝利したアランタスに判定勝ちしている。小見川同様、ライト級からの転向組。
今回、会場は空席が目立つ。メインの頃には埋まるのかもしれないが、チケットが瞬殺された前回のリオ大会と比べると、売れ行きはいまひとつだった模様。しかし会場の盛り上がりは超満員クラス。
小見川入場。入場曲はブルーハーツ?音が小さくてよく聞こえない。アルカンタラはジャングルファイト王者ということで、セコンドにはイズマイウの姿が。
コールと同時に一礼した小見川。小見川に対するブーイングは少な目だが、アルカンタラには大歓声。
いきなり左膝をボディにヒットさせるアルカンタラ。小見川は距離を取る。アルカンタラの左が顔面を捕らえる。小見川もステップインしてパンチをヒットさせる。アルカンタラのワンツーがヒット。小見川やや後退して立て直す。遠距離から入っていくタイミングを伺う小見川。前に出た所にアルカンタラのスピニングバック肘がヒット!ぐらついた小見川。組み付いてしのごうとするが、逆にバックを取られる。パウンド。しかし反転して上を取った小見川。残り1分。パウンドを落とす。一本超えてハーフ。しかしガードに戻された。密着して細かいパウンド・ヒジを落とす。残り僅かでアランタスが腕十字!伸びた!タップ寸前だったがホーン。
小見川のヒジが逆に曲がっているように見えたが、大丈夫だったろうか。カメラの死角で小見川の手が見えなかったが、タップはしていない。ただ、手はタップの準備態勢に入っていた。ギリギリ命拾い。
後がない小見川。前に出ていった所にパンチを貰い、バランスを崩してバックを取られる。ガードに戻した小見川は得意の腕ひしぎ腕固めを仕掛けるが決まらない。ハーフから潜りスイープを狙うがマウント。金網を蹴って体勢を変えるがバックを取られている。残り半分。アルカンタラはパウンドを落としつつチョーク狙い。なんとかハーフからガードに戻した小見川。右耳から出血している。また腕ひしぎ腕固めを狙うが抜ける。アルカンタラはなおもパウンド。潜りを狙うがアルカンタラのバランスを崩せない。逆にヒジ連打をもらう。ホーン。
もはやKOで勝つしかないところまで追い込まれた小見川。
小見川は盛んにスイッチを見せながら飛び込むタイミングを伺う。セコンドはゴーを指示するが、なかなか入っていけない。逆にアルカンタラがパンチで出る。パンチを打っていく小見川だが、消耗が大きい。しかしアルカンタラも疲れている。小見川がパンチをヒットさせて組み付くが、アルカンタラは引き込み。ガードで時間を使う作戦か。残り1分。パウンドを落とす小見川だが、KOするには至らない。残り20秒でブレイク。アルカンタラがパンチから組み付いてマウントを取った所でタイムアップ。
3Rは取ったかもしれないが、1,2Rは落としているので負けたか……。
30-27、29-28、30-27の3-0でアルカンタラ。3Rもアルカンタラが引き込んで小見川がパウンドを入れた以外はアルカンタラペースだったので、アルカンタラに入れたジャッジがいてもしょうがない。