格闘技徒然草

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★UFC on Fuel TV1:アーロン・シンプソン vs. ロニー・マークス

“Aトレイン”シンプソンは高校時代の戦績が142勝1敗というエリートレスラー。総合を本格的に始めたのは32歳の時で、37歳でまだ13戦しかしていない。UFCでは3連勝後、クリス・リーベンとマーク・ムニョスに敗れたが、そこからまた3連勝中。対するロニーは、軽量級を席巻するノヴァ・ウニオン所属の数少ない重量級ファイターの一人。23歳だがシンプソンと同じくキャリアは13戦(12勝1敗)。前回のUFCデビュー戦では判定勝ち。今回からライトヘビーからミドル級に階級を落としている。
パンチで前に出るロニー。綺麗なパンチではないが、何発かヒットして後退するシンプソン。金網まで追い詰めるとタックルに。こらえるシンプソン。四つで膠着。ブレイク。ローの蹴り合い。シンプソンが飛び込んで右アッパーをヒットさせる。ロニーダウン!パウンドで追い打ちをかけるシンプソン。ロニーはガードを取って下から十字。腕を抜いたシンプソン。スクートに残り1分。シンプソンが離れてスタンドで再開。パンチで出ていくロニーだが、サークリングしてかわすシンプソン。組んで金網に押し付ける。ホーン。1Rはシンプソン。
大振りの右フックを放って組みついたシンプソン。離れるロニー。またアッパー。今度はタックルに入るシンプソンだが、これはロニーが受け止める。金網膠着。引き剥がしたロニー。また右フックから組みついたシンプソン。投げを狙うが耐えるロニー。また金網膠着。体を入れ替えて押し込んだロニー。テイクダウン!シンプソン疲れたか?下からしがみつくのみ。ロニーも動けず、ブーイングが飛ぶ。ハーフから潜るシンプソンだが、ロニーはパウンド。立つシンプソン。ホーン。2Rはロニー。
すぐに右フックから組み付くシンプソン。が、引き剥がされた。ガスアウト気味のシンプソンは動きが少ない。若いロニーも付き合って見合い。右フックから組み付くシンプソン。金網膠着。体を入れ替えてロニーが押し込む形に。ブレイク。パンチを打っていくロニーだが、距離を取ってかわすシンプソン。組んで金網膠着になると大ブーイング。ロニーが押し込んでテイクダウンを狙う。レフェリーに目配せしてブレイクを促すシンプソン。ブレイク。パンチで出ていくシンプソン。ロニーが打ち返す所にダブルレッグに入るが、受け止められて離れる。右フックを放つシンプソンだが、カウンターが入ったのかしゃがみ込んで亀に。バックに付いたロニー。立ち上がるシンプソンだが、投げるロニー。すぐに立つ。タイムアップ。3Rは微妙だがロニーが取ったか。
判定29-28、28-29、29-28のスプリットでロニー・マークス。会場からはブーイング。試合後のインタビューでジョー・シウバにブラジル大会で戦いたいとアピールする。
中堅のシンプソンに勝ったロニーだが、トップクラスと対戦するのはまだ厳しい。最後のテイクダウンがなかったら負けていたかもしれない。