メインの廣田は優勢に試合を進め、3Rにパンチを貰って危ない場面に陥っても、すかさずタックルで展開を変えていた。本人は思ったより苦戦したことに不満の様子だったが、巧さは見せた。まあ上を狙っている選手としては、満足していてもらっては困るが。
タイトルマッチはどれも挑戦権があるのか微妙なマッチメーク（メガトンについては目をつぶるとして）だったが、思ったよりは接戦になった。いい意味での接戦と悪い意味での接戦があったが、前半にいい試合が続いたので、長時間でもそれほど疲れず見られた。
期待していた郷野 vs. 中村は判定にモヤモヤが残った。DREAMもそうだが10点減点法じゃないジャッジは反則でどれだけ減点されるのかがよく分からない。試合後にどういう考えで採点したのかサイトで説明してくれるといいのだが。
郷野には計量で失敗するのはこれで最後にして欲しい。といってもまだ2回目だが。キックの試合を含めても、70kgへの減量は4回中2回失敗している。年齢的にも体重が落ちにくくなっているのかもしれない。
DJはスタイルチェンジしてきたが、今回はアメリカ修行での成果がうまく出た。しかし、中村優作のスタンドレスリングが弱かったのに助けられた面もあった。もうちょっとスタイルが身についた状態で、別の相手と戦った時にどうなるか見てみたい。
ベストバウトは前田 vs. 大塚。
