格闘技徒然草

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★UFC on FX3: レオナルド・ガルシア vs. マット・グライス

フェザー級
ジョン・チャンソン、ナム・ファン相手に微妙な判定で勝利し、いずれも再戦が組まれてリベンジを許しているガルシア。名勝負製造機でもあるが、現在は2連敗中。グライスはレスリングベースで、昨年6月以来1年ぶりの復帰戦。
いつもより慎重に距離を取ってパンチを打っていくガルシア。しかしグライスがタックルでテイクダウン。クロスガード。ハーフからパウンドを落とすグライス。パスガード成功し上四方に。ノースサウスチョーク。外れた。しかしまだ上をキープ。パウンド・肘。なんとかガードに戻したガルシアだがパウンドで削られる。蹴り離そうとしても離れない。ホーン。1Rはグライス。ガルシアいいところなし。
ラウンド開始前に笑顔を見せるガルシア。タックルに来たグライスにパンチをヒットさせるが、グライスはそのまま組み付く。テイクダウンを狙ったがなんとか凌いだガルシア。前に出て右を撃ちこむも、カウンターのタックルで簡単にテイクダウンを許す。がっちり押さえ込んだグライスがまたハーフからパウンド。ガルシアはディフェンスで精一杯。全く立たせてもらえない。グライスがひたすら削る展開にブーイングが飛ぶが、ダメージは確実に蓄積している。ホーン。2Rもグライス。
3R。テイクダウンを警戒して手が出せないガルシア。判定になれば勝利が確実なグライスは無理には攻めない。時間だけが過ぎていく。残り3分になり、大振りのパンチで突っ込んだガルシアだが、そこにタックルを合わされてテイクダウン。飛び込んでパウンドを落とすグライス。上をキープし削る。残り1分を切り、初めて蹴り離してスタンドに戻したガルシア。しかし膝をキャッチされて寝かされる。タイムアップ。
判定三者ともフルマークでグライス。
グライスが塩漬けしての完勝。グライスのレスリング力が強かったのか、ガルシアのテイクダウンディフェンスがまずかったのか。ガルシアは得意の「大振りパンチしばき合い対決」に付き合ってもらえず完封された。