フライ級王者決定トーナメント準決勝戦。フライ級がメインを飾るのはUFC史上初。前回はファイト・オブ・ザ・ナイトの熱戦で、前半DJが優勢に試合を進めながらも、最終ラウンドでマッコールが必死に追い上げてドローに持ち込んだ。
Sherdogランキングでは現在1位のマッコール。DJは4位。
AMCパンクレイション所属のDJのセコンドは、すっかり日本のイベントで見かけなくなったマット・ヒューム。マッコールは相変わらずの素敵ヒゲだが、プロフィール写真のヒゲのカールが半端ない。フォトショで修正とかしてないだろうか。
DJがタックルでテイクダウン。すぐに金網を使って立ち上がるマッコール。肘を入れて離れたDJ。パンチが交錯。前に出たマッコールにDJの右がヒットし、バランスを崩したマッコールが尻餅をつく。上になるDJ。バックを取らせて立ち上がったマッコールは、金網際で体の向きを変えてすぐさま正対。テイクダウンを狙ったが離れた。DJがレッグダイブでテイクダウンするが、勢いで立ち上がるマッコール。最後に挽回しようとパンチで出ていくがホーン。1RはDJ。
マッコール。いきなりタックル。テイクダウンを奪うが、抑えこませず立ち上がって離れるDJ。至近距離でスピーディーなパンチの交錯。今度はDJがタックルから押しこむが倒せず離れる。金的中断からマッコールが完璧なタイミングでタックルに入るが、それでも倒されずに凌ぐDJ。組み付いてバックに回ったマッコールがスープレックスで投げるが、投げ終わった瞬間にもう体を入れ替えて向き直っている。マッコール回転ヒジ。残り1分。DJが首相撲から膝を入れると、マッコールはボディブロー連打で引き剥がす。残り時間わずかでマッコールが支釣込足で倒すがホーン。
2Rは微妙だがここまではDJペース。前回3月の対戦と同じような展開。
組み付いて金網まで押しこむDJマッコール。しかしDJが体勢を入れ替えて、逆にダブルレッグでテイクダウン。バックに回る。クラッチを外して引き剥がしたマッコール。DJのパンチ連打がヒット。素早いヒット＆アウェイで確実にポイントを稼いでいく。タイムアップ。
最後まで作戦を全うしたDJ。派手な勝ち名乗りはなく、自身にあふれた表情でベルトのアピールをする。
29-28☓2、30-27でDJ勝利。
前回はDJが最後の追い上げを許したせいでファイト・オブ・ザ・ナイトの激闘になったが、今回は最後まで気を抜かずに凌ぎ切った。
