ライト級。
シュートボクセのBJJコーチとしても知られているマルセロ。TUF15に出場したが、初戦でKO負け。フィナーレにも出場したものの、サム・シチリアにKO負けでがけっぷち状態。
マダディはスウェーデン人。前回のUFCデビュー戦では同じデビュー戦のヨイスランディ・イスキエルドと対戦し、打撃に苦しみながらもグラウンドに難があるイスキエルドから一本勝ちしている。BJJ・レスリングがバックボーンだが、寝技の実績はマルセロが上か。
ブラジルの観客は相変わらずの盛り上がり。地元のマルセロに大歓声。ラマディにはブーイング。2人とも34歳。ん？マダディはSherdogでは32歳。こちらが正しいか。
レフェリーはフェルナンドの方のヤマサキ。マルセロが打撃を一発出すだけで観客が狂喜乱舞。大コールからチャントが始まる。打撃戦ではマダディがプレッシャーをかけていく。下がりながらも打ち合うマルセロ。マダディの左がヒット。さらにパンチをもらいマルセロは金網づたいに後退。追いかけてくるマダディのパンチを貰うがなんとか凌ぐ。残り40秒でマダディテイクダウン。しかし立ち上がりスクート。ブレイク。ホーン。1Rはマダディ。
2R。マルセロは打撃勝負を続けるがジャブをもらいまた後退。意外にもスタッツでは有効打の差はそれほどない。鼻血を出すマルセロだがマダディも左目尻をカット。マルセロがやや大振りになったところでまたパンチを貰う。マルセロ、また後退。マダディがラッシュ。走って逃げ距離を取るマルセロ。追いかけてきたマダディ。組み付くとマルセロはダッコちゃん引き込み。残り1分。しかし動きがなくすぐブレイク。やや早め。会場からはブーイング。終盤マルセロがパンチで攻めこむがホーン。2Rもマダディ。
オーバーハンドの右フックがヒットするがマルセロこらえる。打たれ強い。マダディがダブルレッグでテイクダウン。密着したままパウンド。マルセロが蹴り離してスタンドへ。マルセロがバックキック。マダディが効いていないとアピールすると大ブーイング。マダディのパンチでマルセロまた後退。追いかけてくる所にタックルに入るが切られる。しかし立ち上がり際に膝。マルセロがパンチで押し返すと大歓声。マダディ、ここに来てやや後退。先にダメージが蓄積したのか、攻め疲れか。それともポイント計算で安全圏と見たか。ホーン。両者勝利をアピール。
トータルだとマルセロのほうが手数を出している。2,3Rはそれほど差がない。
29-28、28-29、30-27でマルセロ勝利。2,3Rは割れてもわかる範囲だが、フルマーク入れたジャッジは…。Sherdogのジャッジは2者が1,2Rマダディに入れ29-28、1者は2Rイーブンにしてドロー。
