格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★VTJ1st:予想と展望

全対戦カード・計量結果はこちら。
http://www.boutreview.com/2/news/shooto/item_10964.html
ルールはユニファイドルールで、垂直に落とす以外の肘での攻撃が認められる。ジャッジもラウンドごとに10ポイント減点法でどちらかに必ずポイントが入るとのこと。また、レフェリーはISCの鈴木レフェリー以外に芹沢健一・豊永稔も務める。ジャッジは上記3名に加え中井祐樹パラエストラ代表も加わるとのこと。
メインはルミナ vs. 所。北米で通用する選手を育てるというのがテーマのイベントで、この試合のみ異質。ルミナは修斗VTJ)以外でMMAの試合をする気はないだろうし、所も今年DREAM経由で海外で戦えるチャンスはあったが「海外で戦うというのは選択肢になかった」とのことで断っている。ケージやユニファイドルールは関係なく、ルミナと所二人の戦い。
グラウンド勝負が期待されるが、2人とも近年は打撃がかなり強くなってきている。打撃での決着も十分考えられる。
セミから3カードは日本 vs. 北米ファイターの3 vs. 3。北米ファイターはいずれもメジャーからはこぼれ落ちたり、ギリギリまだメジャーから声がかかっていないレベルの選手。
弘中と対戦するプラターはマーシオ・クロマドの元で学んだルタ・リーブリがバックボーンの選手。同時に柔術も習っていて、腕にはルタと柔術のタトゥーが入っている。四つからギロチンを狙うなど、割りと下になるのを恐れない選手だが、反面、上を取られてポイントを失う場合も多い。スタイル的にはあまりUFCでは戦績を残せないタイプ。弘中もテイクダウン勝負で勝てるようであれば試合を有利に進められる。
マモルと対戦するモナヒューは、今回もっともUFCに近いレベルの選手。イアン・マッコールには敗れたが、すでにUFCに上がっているユリシーズ・ゴメスをTPFで破っている。Sherdogのランキングでは現在6位。対するマモルも、1年以上総合の試合に出ていないのでSherdogのランキングからは外れているが、それ以前はランキング入りしていた。KOTCやTPFにも参戦済み。勝者がこのままUFCと契約してもまったくおかしくないレベル。ただ、マモルの場合は35歳という年齢がネックになってくるので、ここで負けるようだとUFCに上がるチャンスはもうないかもしれない。
弘中・マモルと違い、まだ若くこれが金網デビューとなる堀口の場合は、金網でのキャリアを積むための一戦でもある。相手はレスリング・テコンドーがバックボーンで、UFCを含めキャリアのほとんどが金網での試合となるラブランド。初の金網・国際戦にしては厳しい相手だが、まだ底が見えない堀口だけに、あっさり勝ってしまう期待もある。
リオン vs. 大沢は136ポンドに落としたリオンがどれだけ動けるかに注目。第1試合のK太郎 vs. 鈴木信達ZSTでしか戦っていない無敗の鈴木の実力がどれくらいのものかわからない。今時の日本人選手では珍しい、幻想を持った選手だけに楽しみ。
試合はスカパーHDでの中継の他、スカパー・オン・デマンドでのネット生中継も実施。
http://vod.skyperfectv.co.jp/episode_detail.php?EI=11842
明日はディレイ視聴の予定です。