格闘技徒然草

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★UFC158:第7試合・パトリック・コーテ vs. ボビー・ヴォルカー #mmajp

ウェルター級。
かつてはアンデウソンのミドル級タイトルに挑戦したこともあるベテランのコーテ(ステップ中に膝を脱臼し自滅負け)。前回はアレッシオ・サカラ戦でタックルに入ったところに後頭部にパンチをもらいまくって試合続行不能となり、反則勝ちとなった。当初は因縁のサカラ戦が組まれていたが、サカラは腎臓の病気のために欠場。コーテは階級を下げて初参戦のボビー・ヴォルカーと対戦することになった。
33歳のヴォルカーはStrikeforceから移管されたファイター。Strikeforce本戦には出たことがないが、Challengersでは3連勝している。
お互い打撃を得意とするもの同士。
地元勢の中でも圧倒的人気のコーテ。声援の量も桁違い。パンチで出て行くコーテ。受けに回ったヴォルカーは組み付くが逆に金網に押し付けるコーテ。離れた。またパンチの打ち合い。組み付くと内股で投げようとしたコーテだが、堪えたヴォルカーが逆に胴タックルでテイクダウン。コーテ、ガードから腕十字を狙うがヴォルカーはディフェンス。何度も狙うが読んでいる。パウンドを落とすヴォルカー。ホーン。
微妙なラウンド。トータルの打撃の手数ではコーテ。下になっても十字を仕掛けていった。ヴォルカーは上になってからの攻めが足りなかったので、コーテに入った可能性がある。
2R。またパンチの打ち合い。コーテのアッパーがヒットし沸く。組み付いたヴォルカーが金網に押し付けるが体を入れ替えるコーテ。離れるとラッシュ。さらにまたアッパー。今度はヴォルカー出てきた。ガードを固めるコーテ。ヴォルカーのパンチ連打をしのぐ。しかしヴォルカーの膝がヒットしちょっとぐらついた。組み付いて押し込み回復を謀るコーテ。離れ際にパンチラッシュ。打撃戦。ちょっとヴォルカーのパンチがヒットしだしている。コーテ顔面から出血。また組み付いて押し込み。また離れ際にラッシュ。ちょっとふらつきながらもパンチを出していく。最後にテイクダウンを狙ったが堪えたヴォルカー。ホーン。
1R以上に微妙。ちょっとどっちかわからない。Sherdogのジャッジは3者ともここまで1Rを取り合ってイーブン。しかしジャッジによって支持しているラウンドが違うのが面白い。
3R。パンチで打ち合い。ふらついたコーテがタックルに入るが金網膠着。会場からはコーテコール。テイクダウンを狙ったコーテだが下に。また十字狙い。クリアされパウンドを落とされる。コーテちょっとスタミナ切れか。立つがまた寝かされる。腕を狙うがこれもクリアするヴォルカー。残り1分。金網を使って立ったコーテをまたテイクダウンするヴォルカー。パウンド。そのままホーン。
3Rはとったヴォルカーだが、1,2Rが微妙なだけに判定は分からない。
3者29-28のユナニマスでコーテ勝利。1,2Rの差で逃げ切ったか。マストじゃなければ1,2Rイーブン・3Rヴォルカーで勝者は逆になっていたが、それも分かっていたことなので仕方ない。Sherdogのジャッジは3者ともヴォルカーだが…。