女子バンタム級。
UFCと2月に契約した元Strikeforceバンタム級王者カフマン。8月のUFN27でサラ・マクマンと対戦予定だったが、マクマン欠場のため試合がなくなっている。これがUFCデビュー戦。過去に敗れた相手はStrikeforceバンタム級タイトル戦でのマルース・クーネンとロンダ・ラウジー。現在ランキング2位。
相手のジェシカ・アイもUFC初参戦で、UFC前はBellatorと契約していた。フライ級戦でフジメグに勝ったゾイラ・グージェウをスタンド肩固めで秒殺している。UFC参戦にあたって階級をバンタム級に上げた。
やっぱり体の厚みに相当差がある。計量では2人ともリミットちょうどだったが、同じ階級には見えない。スピーディな打撃戦。金網に押し込んだジェシカだが、カフマンはクリンチアッパー。ジェシカ、金網まで落ち込んで離れ際にワンツーを入れる。打撃で互角に打ち合っている。残り1分。打撃戦のままホーン。
僅差だが、手数で上回り、押し込んで制した時間も長かったジェシカが取ったか。
2R。前に出ていくカフマンだが、ジェシカは組み止めてパンチ連打を叩き込み離れる。前に出てもジェシカのパンチを貰い、顔がだいぶ腫れてきたカフマン。前に出たカフマンの右がヒット。しかしすぐに組み付いたジェシカは金網に押し込んでそれ以上攻めさせない。離れた。今度はカフマンが押し込むと膝・パンチの入れ合い。残り1分。ここまで手数はほぼ五分。また離れた。お互い手数が減らない。ホーン。
2Rはややカフマン。
3R。だいぶ左目がふさがってきているカフマン。押し込むとヒジを入れるジェシカ。打撃戦が続く。3分過ぎにカフマンの右がクリーンヒット！よろけたジェシカ。カフマン追い打ちもジェシカは組み付いて金網に押し込んで凌ぐ。残り1分。離れたがカフマンがかさにかかって攻めてくる。クリンチから右フック連打。ジェシカ後退。ホーン。
3Rはダメージもありカフマン。Sherdogのジャッジは2者が2Rもジェシカに入れているが、果たして。
判定割れた。29-28ジェシカ、29-28カフマン、29-28ジェシカ！スプリットでジェシカ・アイがアップセット勝利。しかし会場からはブーイングも。
いきなりランキング2位の元Strikeforce王者を破ったジェシカだが、体格的にはまだフライ級。もうちょっと大きくした方がいい。カフマンは終盤に地力の差を見せただけに、2Rの接戦を落としたのが痛かった。
