次期ウェルター級挑戦者決定戦。
11月にわずか26秒で鈴木槙吾をKOし衝撃を与えたジャンボ。まだ未知数の部分も多いが、パンチの殺傷能力は半端無かった。
現修斗環太平洋王者の村山は、現在4年間負けなし。9戦5勝4分けと引き分けも多く、現王者佐藤豪則、DEEP王者白井祐矢とも引き分けている。CAGE FORCEで高木にヒジでカットされてTKO負けした以外はすべて判定負け。地味ながらしぶとい選手。
重いミドルやハイを蹴っていくチアゴ。村山は組み付くと四つからテイクダウンを狙うが膠着。村山はスタンドではほとんど手を出さず、左に回ってやり過ごす。オープンスコアは三者とも10-10。
2R。タックルに入って尻餅までつかせたチアゴ。しかしそこから寝かせられない。寝かせようとするチアゴだがぐずって寝ない村山。ブレイクでもいいかと思ったが続行。村山ついに立つ。この攻防でスタミナを使ったチアゴを、村山が見事な払い腰で投げる。サイドで押さえ込む村山。チアゴ疲れて寝てる。亀になったところでバックについた村山。しかしチアゴ反転しパウンド。ゴング。
10-10、10-9×2村山。
3R。ほぼ手を出さない村山に対し、チアゴと時折ローを入れるだけ。レフェリー口頭注意も展開変わらずタイムアップ。
判定三者ともイーブン、マスト判定村山。
マストでつけるなら、攻める姿勢が見えたチアゴだと思ったが…。村山は佐藤の王座への挑戦権を獲得。しかし佐藤はUFC参戦中で、タイトルマッチがいつ組まれるかは未定。チアゴもスタミナ切れして手数が少なく、工夫もなかった。
