格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFN46:第5試合・ニール・シーリー vs. フィル・ハリス

フライ級。
地元ダブリン出身のシーリー。3月に行われたロンドン大会では、イアン・マッコールの代役としてUFCと契約しデビュー。ブラッド・ピケットとのイングランド vs. アイルランド対決に臨んだが判定負けしている。しかしランカーのピケットに対し、打撃勝負ではけっこう渡り合えていた。一方でピケットにテイクダウンされた際の対処を見る限り、グラウンド能力はあまり高くなさそう。
今回の相手フィル・ハリスもイングランドの選手。ここ3試合で1勝3敗で、前回の連敗でリリースかと思われたが、勝ったゴーディノがドラッグテスト陽性でノーコンテストになり、首の皮一枚つながっている。
両者は4年前のBAMMA3で対決し、その時はハリスが判定で勝利した。オッズは地元のシーリーが微差で優勢になっている。
ハリスタックル。四つからテイクダウン狙い。耐えたシーリー。離れる。打撃戦。シーリーのフックでハリスダウン!パウンドを打ち込むがハリスの足に阻まれるとスタンドを要求。パンチで出るシーリー。ハリスのタックルは切る。鋭いパンチを打ち込むシーリー。タックルに来たハリスを潰して上になるが寝技には付き合わず立たせた。パンチから左ミドルを叩き込むシーリー。スタンドでは一方的。ホーン。
1Rはシーリー。ブラピと打ち合いで対抗しただけのことはあり、パンチが鋭い。
2R。タックルに入る→切られるを繰り返すハリス。寝て挑発するがシーリーはローキックを打つだけ。ダブルレッグで初めてテイクダウンしたハリス。しかしスイッチで返したシーリー。足関を狙ったが離れてたったシーリー。またパンチで攻め込む。倒す意識が強くなりすぎているのか、ちょっと大振り。意表をつくニータップでテイクダウンしたシーリー。もっともグラウンドには付き合わないので足を蹴るだけ。しかしそのローに合わせて会場がコールを大合唱。またタックル。倒したが寝かせる前にホーン。
2Rもシーリー。
3R。1,2R同様パンチでプレッシャーをかけていくシーリー。ハリスはタックル。正面すぎるし警戒されているので簡単に切られる。会場からはまたチャント。もはや怒号。そんな盛り上がりをよそに、シーリーは若干セイフティな攻めにギアを入れ替え。大振りが減って確実にタックルを切っていく。逆転を狙いたいハリスだがテイクダウンが取れないのではどうしようもない。タックルを切られ下になったハリスにまたロー。パンチが入って効いたハリス。シーリーとどめを刺しにいくが、組み付いて引き込んだハリス。ガードで凌ごうとするが残り時間わずかなのでシーリーパウンドに。ホーン。
判定は三者ともフルマークでシーリー。
今回はシーリーのいいところだけが出た。グラウンドがやはり未知数というか多分穴だと思うが、ランカーでもストライカーとの対戦ならいい試合をしそう。