格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC180:オッズ/予想と展望

ファブリシオ・ヴェウドゥム 1.24
マーク・ハント 4.35

ジェイク・エレンバーガー 2.90
ケルヴィン・ガステラム 1.40

リカルド・ラマス 2.50
デニス・バミューデス 1.56

アウグスト・モンターニョ 1.41
クリス・ヒースリー 2.75

エドガー・ガルシア 1.48
ヘクター・アビーナ 2.60

ジャイー・ロドリゲス 1.61
レオナルド・モラレス 2.35

アレッシャンドロ・ペレス 2.80
ジョゼ・“テコ”・キニョーネス 1.42

ジェシカ・アイ 1.37
レスリー・スミス 2.90

ガブリエル・ベニテス 1.29
ハンベルト・ブラウン 3.50

エンリケ・ブリオネス 1.74
ギド・カネッティ 1.95

マルコ・ベルトラン 2.90
マルロン・ヴェラ 1.37

メインはヘビー級暫定王座戦。
ヴェウドゥムはUFC再契約初戦でハントと似たタイプのロイ・ネルソンと対戦している。ネルソン戦は打撃勝負となり、ヴェウドゥムは距離を取ってのローやミドル、距離が詰まると首相撲からの膝で攻勢に。ヒット数で上回ったものの、ダメージを与えることができずに、逆に攻め疲れしてしまった。それでも決定的なダメージは受けずにフルマークの判定勝ち。一方で、タックルは切られ得意のグラウンドに持ち込むことは出来なかった。
基本的にはハント戦でも同じようにスタンド勝負になるだろう。ヴェウドゥムは寝技で勝負したいところだが、スタンドレスリングは相変わらず弱くハントからテイクダウンを奪うのは難しい。グラウンドに持ち込めなければ、勝つとしても判定。ヴェウドゥムの打撃はかなり向上してはいるが、ハントをKOするほどのパワーはないので長期戦も視野に入れる必要がある。ネルソン戦での反省と5Rマッチということでスタミナ配分は気を付けてくるはずだが、ハントの一発が入れば流れは変わる。オッズほどの実力差はない。
ただ意外とあっさりヴェウドゥムがグラウンドに持ち込んで極めてしまうという展開もありうる。ヴェウドゥムが序盤で一本勝ちと予想。
セミはウェルター級ランカー対決。11位のガステラムはTUFで優勝後、現在3連勝中。TUFウィナーでTUF後に3連勝したのはTUF8のライアン・ベイダー以来(ベイダーは4連勝)。ただ、リック・ストーリーを除けばランカークラスとの対戦はない。エレンバーガーは過去最強の相手となる。
4位までランクを上げたことのあるエレンバーガーだが、10月時点では8位までランクダウン。負けた相手はランキング1位と2位のローラー&ローリーなので仕方がない面もある。完敗だったので印象が悪いが、今でもトップクラスの実力はある。しかしオッズはアンダードッグ。ストーリー相手に微妙な内容だったガステラムが優勢とは、エレンバーガーの評価がだいぶ下がってしまっている。
また、今大会はTUFラテンアメリカのフィナーレ大会としても組まれていて、フェザーとバンタムのTUFトーナメント決勝が行われる。ただし、PPVメインカードではなくプレリム扱い。今まではローカルTUFフィナーレがナンバーシリーズの場合でも、TUF決勝はセミやセミ前に組まれており、プレリムで行われるのは初。TUFラテンアメリカはファイトパスのみの中継であり、PPV購入層にアピールできないということか。しかし相次ぐ試合消滅により、結局メインカードではUFC(再)デビュー戦となる地元メキシカン vs. UFCで1勝もしたことが無い選手という地元受けのカードが並んでいる。これならTUF決勝でいいのでは。
第1試合は16日9時開始予定。速報します。