格闘技徒然草

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★UFN59:第1試合・松田干城 vs. ジョビー・サンチェス

フライ級。
9月に悲願のUFCデビューを果たした松田“テック”干城だが、クリス・ビール相手に打撃で優勢だったのに組みに行って最終的に下になっての判定負け。UFCで勝つことは非常に難しいだけに、勝てる相手への敗戦は非常に痛い。今回は階級をフライに落としての参戦。負ければリリースもあり得る中で、同じくUFC0勝1敗のサンチェスと対戦する。
まだ23歳のサンチェスは初戦はバンタム級ランキング15位のウィルソン・ヘイスと対戦。テイクダウンからバックを取られる展開が続いたものの、2Rにはハイキックでダウンを奪う場面もあり、判定でMMA初黒星を喫したが今回はオッズで優勢。
プレッシャーをかける松田。サンチェスの蹴りに合わせた右が入った。一瞬ぐらついたサンチェスだが松田は様子見。打撃戦から首相撲に捕らえ膝を入れる。松田積極的にパンチを打ち込んでいき優勢。サンチェス前に出て右を打ち込み松田ダウン!すぐにガードを取る。サンチェスハーフから肩固めのセットアップ。外した松田が立ち上がるところにチョークを狙う。正対して外した。離れる。ダウンを奪われたが攻めのペースは変えない松田。残り1分。松田のローでスリップしたサンチェスだがすぐに立つ。ダウンを取られてからは打撃で互角になっている。ホーン。
1Rはダウンもありサンチェス。松田はダウンのダメージからは回復したようだが。
2Rもパンチで出る松田。ヒットしているがサンチェスが胴タックルに。ダブルアンダーフックからテイクダウン。ケージ際まで移動して立った松田。離れる。また出て行く松田。手数では上回っている。サンチェスちょっと距離を取る。またダウンを取った右を出すがかわした松田。松田のワンツーがヒット。接近戦を避けて距離を取ってのヒット&アウェイに切り替えるサンチェス。最後に至近距離で打ち合い。ホーン。
2Rは手数で松田のはず。常に動いているが、ここまでは動きは落ちていない。
3R。サンチェス出てきた。お互い勝負のラウンド。松田も引かずに打ち返す。松田の右がクリーンヒットしたが効かない。サンチェスのパンチを貰いぐらついた松田。さらにパンチが入るがタックルでしのぐ。しかし押されて倒されると亀になったところをバックを取られる。再び亀になり桜庭ロックから立った。しかし確実にポイントは取られた。サンチェスタックル。テイクダウン。松田ちょっと時間は使ったが立った。残り40秒。逆転を狙う松田だがホーン。
負けたか…。
判定29-28サンチェス、29-28松田、30-27サンチェス。スプリットでサンチェス勝利。一人1Rも松田に入れたか。勝てない相手ではなかっただけに惜しい。もう1度チャンスが与えられたらいいが。