格闘技徒然草

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★UFC187:ひき逃げ事故を起こしたジョン・ジョーンズのライトヘビー級王座を剥奪し無期限出場停止。ダニエル・コーミエ vs. アンソニー・ジョンソンで王座決定戦

http://www.ufc.com/news/UFC-Statement-on-Jon-Jones-042815
UFCが27日にニューメキシコ州アルバカーキでひき逃げ事故を起こし逮捕された(保釈済み)ジョン・ジョーンズのライトヘビー級王座を剥奪することを発表。UFC187でアンソニー・ジョンソンとのタイトルマッチが予定されていたが、ダニエル・コーミエ vs. アンソニー・ジョンソンの王座決定戦に変更される。ジョン・ジョーンズには無期限停止処分が下された。
過去のJJのトラブル一覧

  • 2012年5月 飲酒運転で事故を起こす。罰金1000ドルと免停処分。UFCでの処分はなし。
  • 2014年8月 UFC178でのプロモーションイベントで、対戦相手のダニエル・コーミエに殴りかかり乱闘騒ぎとなる。ネヴァダ州アスレチックコミッションより罰金5万ドルと40日間の社会奉仕活動が下される。
  • 2015年1月 UFC182のドラッグテストでコカインが検出されていたことが発覚。禁止薬物には含まれていなかったのでコミッションからの処分はなかったものの、UFCが2万5千ドルの罰金を科す。

今までタイトル剥奪や出場停止等の処分は下されなかったが、度重なるトラブルにUFCもとうとう重い腰を上げた。
王者としてのプレッシャーによるものもあったのかもしれないが、心の弱さが出てしまっている。出場停止がどれだけ続くかは分からないが、これを機会に心を入れ替えて心身ともに最強の王者となるか、心の弱さが試合ぶりにも影響して消えていってしまうか。精神面で強くならなければ、欠場中に事件を起こしてこのままフェードアウトする心配もある。
UFCはJJへの最終的な処分について、どのような法的処分が下るかによって決めるとのこと。JJが起こした事故では最長で3年の懲役刑が下る可能性がある。
コーミエは1月のJJ戦でMMA初黒星を喫して以来の試合。試合まで1ヶ月ない中での決定となったが、もともと2週間後のUFN68のメインでライアン・ベイダーと対戦予定だったため、それほど問題はなさそう。
ジョンソンはUFCを1度リリースされた際のヴィトー戦以降9戦全勝で、UFCでも3連勝中。