http://jp.ufc.com/news/Kawajiri-Bektic-on-Dec
ボスニア出身のミアサド・ベクティックは名門アメリカン・トップチーム所属の24歳でATTの名コーチ、ヒカルド・リボーリオの愛弟子の一人。ATTによる才能ある若者達を集めて寮生活さながらの環境でトレーニングさせることでファイターを作り出すと言うプロジェクトの第一期生であると同時に、初めてのボスニア出身のUFCファイターでもあるベクティックはそのUFCデビュー戦となったジェス・スキリー戦では第2ラウンドに反則であるグラウンド状態での頭部へのヒザ蹴りを被弾しながら、その後も集中力みなぎる戦いぶりで判定勝利を掴み、そのベテラン顔負けの強靭な精神力に疑問の余地はない。
スケリー戦後も連勝を重ね、現在UFC戦績3勝0敗、プロ通算戦績10勝0敗ながらもフェザー級ランク外のベクティックとの一戦は、現在ランキング13位、そしてフェザー級の頂点を目指す川尻にとって絶対に落とすことの許されない一戦だ。
ベクティックはスタンドレスリングが強く、テイクダウンから固めてパウンドで攻めるという川尻とは同タイプの選手。勢いがあるノーランカーということで、川尻にとっては非常に嫌な相手。若さとパワーではベクティックが上回る。川尻はそれを経験でカバーしたいところ。
TUF22フィナーレはこれで6試合＋TUF決勝1試合が決定済み。川尻は今までの3戦すべてがセミで組まれていたもののファイトパス限定イベントだったが、今回はプレリムになった場合でも試合はFOX SPORTS1で放送される。
