格闘技徒然草

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★UFC on FOX25:第6試合・ダミアン・グラボウスキ vs. チェイス・シャーマン

ヘビー級。
ポーランドのグラボウスキはUFCデビューから2試合連続1RKO負け。37歳だし、もうリリースかと思われたが3度目のチャンスが与えられた。勝てば10月のポーランド大会出場の可能性が残る一方、負ければほぼリリース。ヘビー級にしては一本勝ちの多いグラップラー。本来は5月のスウェーデン大会でクリスチャン・コロンボと対戦予定だったが両者負傷により今大会に延期。コロンボはまた負傷欠場で、代役のシャーマンとの対戦に。
シャーマンはグラボウスキと同様に最初の2戦はいいところなく連敗したが3度目のチャンスが与えられ、その試合でKO勝ちしPOTNを受賞。相手もレベルが低く大味なメガトンファイトだったが、打撃は意外と鋭かった。
打撃戦。パンチを入れていくシャーマン。右ハイ。グラボウスキはプレッシャーをかけられ下がる。タックルは切られた。グラボウスキが右を入れるがシャーマンの膝をもらう。グラボウスキまたタックル。簡単に切られる。打撃でリードするシャーマン。右ロー。ケージに詰めてラッシュ。ホーン。
1Rシャーマン。が、ちょっと疲れてる?それほど手は出していないが。
2R。下がっていてはまずいと気がついたのかグラボウスキは先に手を出していく。ジャブがヒット。飛び込んで右を出したが打ち終わりにシャーマンが右ハイ。シャーマン右ロー。グラボウスキはクリンチアッパー。2Rは互角の打撃戦が続くが、残り40秒でケージに詰めたシャーマンがボディ・顔面に打ち分けてラッシュ。テンカオをボディに打ち込む。ホーン。
2Rもシャーマンか。
3R。グラボウスキがパンチを出していくがシャーマンの打撃に押されてまた下がる。タックル。切られた。劣勢を挽回したいグラボウスキだが打撃ではやはり押されている。タックルもスピードがなく切られる。シャーマンが受け止めるとケージに押し込み肘。残り1分。打撃戦が続き、特に盛り上がる場面もないままタイムアップ。
判定30-27×2、30-26の3-0でシャーマン勝利。
ここまで勝った試合はすべてKOだったシャーマンだが初の判定勝ち。しかしこのレベルの相手にこの内容では、将来性は感じられない。