格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC214:ボーナス発表/総評

  • ファイト・オブ・ザ・ナイト:ブライアン・オルテガ vs. ヘナート・モイカノ
  • パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:ジョン・ジョーンズ、ヴォルカン・オズデミア

メインはJJが前回以上の差をつけての圧勝。戦前のコーミエとの舌戦では「もう何年もフィニッシュしていない」と揶揄されていたが、きっちりとKOしての勝利。1年3か月のブランクを全く感じさせない、全盛期と同様の完勝だった。コーミエもかなり気合は入っていたが、残念ながらモノが違った。JJと今後再戦する機会があってももう勝てないだろう。
勝利後にアピールをした相手は他の上位ランカーではなくブロック・レスナー。多分に本人の意向よりUFCからの要望による部分も大きいのでは。とにかくPPVが売れる試合を組みたいのだろう。マクレガーについてもそうだが、マネーファイトはまず同階級で相手がいなくなってからにしてほしいところ。
セミではウッドリーが一度のテイクダウンも許さず勝利。マイアは結局愚直にタックルを繰り返すしかなかった。パンチが結構ヒットしていたので、KOされるリスクを冒してもっと打撃で勝負するべきだったのでは。後半になるほどテイクダウンのチャンスがないのはわかりきっていた。
戦前にはウッドリー vs. マイアの勝者とGSPという話があったが、この試合を見たダナ・ホワイトは一度ご破算にしたはずのビスピン vs. GSPのミドル級タイトル戦を組む意向を明らかにし、11月のニューヨーク・MSG大会で実現の見込み。ウッドリーの試合内容が良くなかったためか。ミドル級はせっかく作った暫定王座もウィテカーのタイトル戦での負傷によりしばらく統一戦が行えない状態。もうビスピンは防衛戦を行う気もないだろうし、タイトルを返上してノンタイトル戦としてやればいいのでは。