格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★PANCRASE289:感想

試合結果はこちら。
http://www.pancrase.co.jp/data/result/2017/0820.html
メインは仙三がフルマークの判定勝利でリベンジ達成。1Rからジャブを当てて優勢に試合を進め、最後までマモルにペースを握らせなかった。まだ穴はありそうで発展途上だが、ボクシングから転向して34歳とあまり若くないので、早めに大きいチャンスをもらいたいところ。
マモルは3Rあたりから距離を変えて前に出始めたが、仙三にうまく距離を取られて挽回できず。前回はテイクダウンもうまく使っていたが、今回は仙三にうまく立たれてしまっていた。
松嶋こよみは元UFCファイターの粕谷に勝利。打撃で互角以上に打ち合いながらレスリングでも攻勢だったが、一方でこのままUFCに行っても、上位相手に通用するとはまだ思えない。タイトルよりもUFC出場をアピールしたが、パンクラスフェザー級は国内屈指の大物ぞろいの階級で、この中で勝ち上がれるならUFCでも上位で戦える自信になるはず。
プレリムではそのフェザー級でタイトル挑戦するはずだったISAOが代役のカイル・アグオンとのノンタイトル戦でまさかの敗戦。ジャブをもらいすぎたのが敗因か。3Rに入ってようやく追い上げたが、2Rまで失っているのはオープンスコアでわかっていたはず。ギアを上げるのが遅かった。アグオンは2試合連続ランカー相手の勝利で、ISAOに勝ったので上位ランク入りは間違いなく、次の挑戦者になってもおかしくない。
DEEPとの対抗戦は3分3Rの試合が多くあまり団体の威信をかけた試合ではなかったが、その中で唯一の5分3Rの試合で、22歳の瀧澤がDEEPバンタム級トップの一角・北田からKO勝ち。プロキャリアは3年ちょっとで、期待されてはいるが大物相手の勝利はこれが初めて。大きく成長できる一戦になったか。
ネオブラでは堀江がトーナメント全戦で衝撃KO勝利してMVPを獲得。全く底が見えていないので本戦での試合が楽しみ。