格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFN118:オッズ/予想と展望

ドナルド・セラーニ 1.61
ダレン・ティル 2.25

カロリーナ・コバケビッチ 1.29
ジョディ・エスキベル 3.50

ヤン・ブラホヴィッチ 2.10
デヴィン・クラーク 1.67

オスカー・ピエホタ 1.48
ジョナサン・ウィルソン 2.60

マーチン・ヘルド 1.25
ナスラット・ハクパレスト 3.85

アンソニー・ハミルトン 2.25
アダム・ウィチョレク 1.61

ダミアン・スタシャク 2.35
ブライアン・ケレハー 1.57

サム・アルヴィー 1.67
ラマザン・エメエフ 2.10

アルテム・ロボフ 2.60
アンドレ・フィリ 1.48

ワーレイ・アウベス 1.37
サリム・トゥアリ 2.90

リナ・ランズバーグ 2.85
アスペン・ラッド 1.38

フェリペ・アランテス 2.90
ジョシュ・エメット 1.37

2度目のポーランド大会。1度目はゴンザガ vs. ミルコ2が組まれた2015年8月。
ポーランドと言えば、地元のメジャーMMAイベント・KSWが大会場で開催しており、UFCよりも知名度が高い。地元の選手にとっては、UFCで活躍するよりもKSWで活躍した方が名声を得られるという意味で、ある意味日本の状況に近いと言える。UFCは2度目のポーランド大会にあたり、KSW前ミドル級王者のミハウ・マテラを引き抜いて出場させる予定だったが、マテラは結局KSWとの契約を延長し出場せず。ちなみに、マテラはUFCの翌日に行われるKSWアイルランド大会に出場し、元UFCパウロ・チアゴと対戦する。
ポーランドと言えばストロー級王者のヨアンナ・イエンジェイチックだが、来月のニューヨーク大会で防衛戦を行うため、地元では試合しない。せっかくだから出せばいいと思うのだが、契約上の問題でナンバーシリーズなのかもしれない。他のポーランド人ファイターは、UFCデビュー戦の選手を除くと、全員前回敗れている選手。特にマーチン・ヘルドはUFCデビューから3連敗で、てっきりリリースされるものだと思っていた。
メインはドナルド・セラーニ vs. ダレン・ティルのウェルター級戦。セラーニはライト級タイトルマッチでRDAに敗れたのを機にウェルター級転向するとそこから4連続フィニッシュで4連勝。タイトル挑戦も近いかと思われたが、伏兵ホルヘ・マスヴィダルにまさかのKO負け。7月には前王者ロビー・ローラーと対戦し、互角の内容だったが判定負けで連敗している。
24歳のティルはイギリス人だがブラジルに移住しそこでプロMMAデビュー。全勝でUFCと契約すると、1,2Rに圧倒しながら3Rに失速してドローになったニコラス・ダルビー戦以外はいずれも勝利して3勝1分け。キックボクシングがバックボーンで、「ウェルター級No.1ストライカー」を自称する。4戦のうちKOは1試合のみだが、判定になった3試合でもダウンを奪っている。一方で、グラップリングはルタ・リーブリ・エスポルチーバ紫帯とのことだが、どれくらいのレベルかは未知数。リーチではセラーニを上回る。
打撃勝負になればセラーニと言えども楽な勝負にはならないはず。ノーランカーのティルだが、ランキング6位のセラーニ相手にオッズはけっこう競っている。セラーニは下からの仕掛けもあるが、ティルは付き合わないだろう。セラーニは真っ向打撃勝負ではなく組技も混ぜていきたい。
セラーニ一本勝ちと予想。
前座では前回4月のUFNでメインを張ったアルテム・ロボフが第4試合に登場。ランキング4位のカブ・スワンソンとマクレガーのコネだけで厚遇されているノーランカーのロボフはミスマッチと思われたが、フルラウンド打撃戦で渡り合って意外な健闘を見せた。が、今回は地元のヨーロッパなのに、実力に見合った試合順でUFC4勝4敗のフィリとの対戦。オッズも普通にアンダードッグ。
ヨーロッパ開催なので第1試合開始は21日深夜24時半(22日0時半)。メインカード4試合は朝4時開始で、DAZNで中継予定。速報します。