格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

★UFC218:第6試合・デイヴィッド・ティーマー vs. ドラッカー・クロース

ライト級。
スウェーデンのティーマーはムエタイ国内王者。MMAでも6勝中4KO勝利。MMA3勝1敗の戦績でTUFに出場し、準決勝で敗退したが、本戦デビューから前座で2連勝。トニー・ファーガソンからダウンを奪ったこともあるランド・バンナータと真っ向から打撃で打ち合い、打ち勝ってアップセット勝利している。
クロースもUFCではまだ負け無し。Lookin' For a Fight出身のデヴィン・パウエル、BAMMA二冠王で無敗のマーク・ディアキーシーと、いずれも期待されていた選手にあてがわれた咬ませ犬ポジションだったが判定勝ち。ディアキーシーにはローを効かせての勝利。バックボーンはレスリング。
いきなりプレスしていくクロース。右ハイ。圧されてサークリングするティーマー。クロース間合いを詰めるがティーマーサークリングして距離を取る。ティーマーの蹴り足を取って組み付こうとしたクロースだが組み付かせない。間合いを詰めても下がっていくティーマーにクロースはガードを下げて挑発。ローを蹴るティーマー。しかしティーマーがあまりに逃げすぎるということでハーブ・ディーンが口頭注意を与える。再開。距離を取りローを入れていくティーマー。ミドル。残り1分。クロースが間合いを詰めてもティーマーが距離を取り攻撃が当たらない。しかしティーマーのミドルにタックルを合わせてテイクダウン。すぐケージまで移動して立つティーマー。離れた。ホーン。
1Rヒット数ではティーマー。
2R。クロース飛び膝からパンチで攻める。ティーマーはまたミドル。キャッチしてテイクダウンを狙ったクロースだがティーマー引き剥がした。ティーマーがサークリングで距離を取るとクロースはガードを下げて追わない。ティーマーがクロースを指差してレフェリーにアピール。これも何のアピールなのか不明。ティーマーが遠距離でミドルを入れていく展開。クロースが前に出て、ティーマーがカウンターで飛び込んできた所にタックル。タイミングが良く持ち上げたが倒せず離れた。パンチを打ち込んだクロース。タックルに入りスタンドでバックに回ったがクロース引き剥がして離れる。クロース飛び膝を放つがキャッチされテイクダウンされる。ティーマー密着したまま殴る。ホーン。
2Rもティーマー。
3R。前に出たクロースにティーマーがハイを入れる。クロース飛び込むがティーマーのテンカオをボディにもらう。さらにティーマーの指がアイポークになりタイムストップ。再開。サークリングするティーマーを追いかけて飛び膝を放つクロース。ボディにバックキックを入れたクロース。ティーマーもミドルを返す。タックルで組み付こうとして振りほどかれた所にパンチを入れるクロース。またサークリングするティーマーに追いかけてパンチを入れるがかわされカウンターをもらう。クロースタックル。テイクダウン。すぐに暴れて立とうとするティーマー。クロース、トランクスを掴んで押さえ込む反則だがレフェリー見逃す。しかし結局すぐ立たれる。ティーマー意表を突くタックル。タイミングは良かったがクロース倒されない。しかし時間は過ぎる。会場はUSAコール。タイムアップ。
両者勝利をアピールするが…。
30-27×2、29-28でティーマー勝利。クロースは抗議するでもなく退場。フラストレーションが溜まったと思うが、ダメージ的にもティーマーの勝利になるのが妥当。ファンからの支持を得るかは別として。