格闘技徒然草

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ONE180120:第5試合・マラット・ガフロフ vs. 青木真也

グラップリング76キロ契約15分1R。
グラップリングだが上半身裸のガフロフ。本来階級下のはずだが、体のゴツさは明らかにガフロフが上。組んでいった青木。ケージに押し込む。ガフロフ内股を狙ったがこらえた青木。青木シングルレッグに。ガフロフ堪える。右腕を脇に差して押し込む青木。ガフロフはその右腕を左手で小手に巻く。入れ替えたガフロフ。押し込むと投げを狙ったが、青木が堪えてまた入れ替える。足で押して離そうとしたガフロフだが青木が押し込み続ける。両者警戒している。青木タックルに入ったが、ガフロフが際で堪えると逆にタックル。両足を束ねて尻もちをつかせるが、青木はケージを使って立つ。ガフロフバックに回った。スタンドでバックを取ると、そのまま後方に引き込もうとする。青木引き込まれず堪える。もう一度立ったガフロフだが、青木は正対に成功。またガフロフが押し込む体勢に。5分経過。

押し込むガフロフだがまた青木が入れ替えて押し込む体勢に。足首をキャッチした青木だがガフロフ引き剥がしてまた押し込み。足にタックルを狙うが掴ませない青木。また入れ替えて青木が押し込む体勢。首をギロチンに抱えた青木。足と一緒にロック。しかし外したガフロフがまたスタンドでバックを奪う。得意のバックチョークを狙うために背中に乗ってバックマウントを伺うが、青木足を絡ませず正対に戻す。またガフロフが押し込む体勢。足首を掴んで倒した。10分経過。

青木は尻餅をついた体勢からすぐ立つ。またバックを取られかけたが許さず正対。押し込むガフロフが投げを狙うが堪える青木。ガフロフまたバックマウントを狙うが、青木は足のロックを許さず反転。初めて上を取るとガフロフは亀に。青木がバックに回りチョーク。タップアウト!

通常のノーギグラップリングと違い、打撃のないMMAの展開。攻められる展開が続いた青木だったが、最後はワンチャンスを逃さずしっかり決めて逆転。

勝負論があるかと言えば、通常のMMAとはやはり違うし、この勝ちや負けには次に繋がるものはない。かといって、負けていいとは誰も思わない。だからMMAファイターがやるノーポイントのグラップリングマッチは、往々にして両者リスクを冒さず攻めないままドローになりがち。この試合もそうなる可能性があったが、ガフロフがフィニッシュを狙って強引にバックを狙ったことで試合が動いた。