格闘技徒然草

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UFC228:第7試合・アルジャメイン・スターリング vs. コーディ・スタマン

バンタム級スターリング8位、スタマン10位。

レスリングバックボーンのスターリング。無敗でUFCでも4連勝していたが、ブライアン・キャラウェイには2R以降スタミナ切れしポジションを取られて判定負け。その後は3勝2敗。元王者のヘナン・バラオンにも勝っているが、ランキング上位の壁には阻まれている。前回は無敗のブレット・ジョンズに完勝し、試合後にドミニク・クルーズに対戦要求したが、クルーズが復帰してないこともあり実現しなかった。

スタマンはUFC3連勝。前回、ブライアン・キャラウェイにスプリット判定勝ちしてランキング入りした。バックボーンはレスリングとボクシング。キャラウェイ戦では23度仕掛けられたテイクダウンのうち、22回を切ってみせた。が、タックルを切るだけで打撃の手数でも負けていたのでは、判定勝ちは微妙。オッズはややスターリング優勢。

左ハイを打ち込むスターリング。スタマンが前に出てくると距離を取るが、飛び込んでシングルレッグに。しかし切られた。前蹴りを入れるスターリング。左右のハイ。バックスピンキック。かわしたスタマンがケージを背負うとタックルに。しかしこらえたスタマンは入れ替えてダブルアンダーフック。タックルに切り替えたが倒せず離れる。パンチで出るスタマン。スターリングは左ハイから右のパンチを入れる。そこからタックルに入ったがまた切られた。スターリングバック肘。ヒットしたがそのまま組み付いたスタマンがテイクダウン。スターリング、ガードから三角に。右腕を流されないようにして防いだスタマン、首を抜いて脱出。しかしスターリングすぐ立つと正対してタックルに。時間がない。スターリングの投げがスッポ抜け、バックを取ったスタマンが投げたところでホーン。

1Rスタマン。

2R。スターリングがパンチで出てタックルにつなげたが切られた。ケージを背負ったスタマン、左ミドルを放つが掴まれ倒される。バックマウントにつこうとしたスターリングだがスタマン立つ。正対して逆にタックル。テイクダウン。スターリングすぐ立つ。スタンドでバックから膝を入れるスタマン。正対して離れたスターリング。またタックル。バックに回るとスタマン前転。しかし上をキープしたスターリング。マウント!スタマン亀に。尻を上げて前に落とそうとするが潰され体を伸ばされる。バックマウントから足を引っ張り膝十字。タップアウト!

グラップリングマッチで序盤から上になるのはスタマンだったが、スターリングが上を取るとそのままポジションを返させずフィニッシュした。

バックマウントからの膝十字は最初にアマール・スロエフが出したことでスロエフ・ストレッチと呼ばれている。UFCではUFC157でケニー・ロバートソンが極めて以来、これが2回目。