格闘技徒然草

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UFC228:第10試合・ジミー・リベラ vs. ジョン・ダドソン

バンタム級。リベラ5位、ダドソン7位。

UFCデビューから5連勝していたリベラだが、前回マルロン・モラエスにタックルに合わせた左ハイをもらって秒殺KO負け。ローカルからの20連勝がストップした。モラエスにはKO負けしたが、打撃の強さとTDD率100%のスタンドレスリングの強さが武器。

TUF決勝では現王者ディラショーから圧勝しているダドソン。フライ級では2度のDJ戦でいずれも判定負け。体格的にはフライ級で全く問題はないが、年下のDJが王者でいるうちはもうチャンスがないと見たのかバンタムに戻した。バンタムでは初戦のガンバーリャン戦こそ秒殺KOしたものの、その後は距離をとって手数でポイントアウトするスタイルにチェンジ。4戦のうち3戦がスプリット判定でここまで2勝2敗。正直、階級変更&スタイルチェンジが成功したとは言い難い。

ローを蹴る両者。ダドソン飛び込んでパンチ連打を入れる。リベラのローをキャッチしたダドソン、そのままバックに回りテイクダウンは狙わずパンチ連打を入れる。リベラ離れた。ダドソンの左ハイがヒット。リベラがスタンドでバックに回り投げを狙ったがこらえて離れたダドソン。ダドソンまた左ハイを入れたが返す刀で放ったリベラのジャブを顔面にもらう。両者警戒して見合いが続く。ダドソンが飛び込んでパンチを入れたがそこにリベラもパンチを打ち返す。ホーン。

1R手数でリベラか。

2R。両者見合いが多いがじわじわ出ていくリベラ。ダドソンは飛び込んでパンチを入れていく。手数の少ない展開。ダドソンまた左ハイ。しかし攻撃が単発。リベラも距離は詰めるが間合いに入らず。距離が詰まったところでパンチ連打を出していく。リベラのローがローブローになりタイムストップ。再開。リベラがパンチを入れていく。ミドルを入れたダドソン。リベラキャッチしようとしたがつかめず。ホーン。

会場からはブーイング。2Rも手数ではリベラ。ダドソンは勝っている計算なのか?判定基準にもよるが、この展開で手数で負けていたら判定で取れなくても仕方がない。

3R。リベラのジャブをもらいバランスを崩したダドソン。またジャブが入る。出ていかないダドソン。ブーイングが大きくなる。下がり続けるダドソン。時折飛び込んでパンチを出すがヒットしない。ダドソンがペースを変えないまま残り1分。リベラも無理をしない。残り10秒で申し訳程度の打ち合い。タイムアップ。

判定30-27×2、29-28でリベラ勝利。ジャッジコールの際に勝利をアピールしていたダドソンだが、リベラの勝ちがコールされても納得した表情。