格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFN136:ボーナス発表/総評

-ファイト・オブ・ザ・ナイト:ピョートル・ヤン vs. ソン・ジンス

-パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト:アレクセイ・オレイニク、ヤン・ブラホヴィッチ、マゴメド・アンカラエフ

いつもはパフォーマンス・オブ・ザ・ナイトは2人だけだが、今回はソン・ジンスが体重オーバーでファイト・オブ・ザ・ナイトにもかかわらずボーナスが支払われないため、その分1人多い。

メインはオレイニクがワンチャンスをモノにした。組み付くことすら許されず、あのスピードのないタックルではとてもテイクダウンできそうにはなかったが、タックルからパンチにつなげてハントをぐらつかせたことによってシングルレッグに入るチャンスを掴んだ。残り時間もわずかだったがきっちり決めたのはお見事。

セミのクリロフにはがっかり。ブラホヴィッチはランキング4位とはいえ、上位陣にはジミ・マヌワにしか勝ったことがなく、ランキングが過大評価だと思っていたので、以前UFCにいた時のクリロフでも勝てると思っていた。しかしテイクダウンされた後の対処がダメダメすぎ。下になってもリカバリーもせず抑え込まれ続けるのみ。そこまで下からのリカバリー能力がないならギロチンで自ら下になるのは止めたほうがいいのでは。

ジンスは返す返すも1ポンドオーバーがもったいない。そのせいで高額なボーナスをうしなってしまった。それでも敵地で過去最強の相手に十分健闘しインパクトを残した。一方のヤンは、パンチを当てるテクニックはあっても、一発の重さはかつてほどではないのかもしれない。ACB時代よりも上半身が細くなった影響か。