格闘技徒然草

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UFN137:第11試合・ヘナン・バラォン vs. アンドレ・イーウェル

バンタム級だったがバラォンが計量で5.6ポンドの大幅オーバー。キャッチウェイトに。

バンタム級王者のバラォンだが、王座からの陥落の時には減量による体調不良もあり、一時フェザーに上げていたものの、そこでも結果を出せず。再びバンタムに戻したものの、UFC2勝1敗のブライアン・ケレハーに判定負け。ここ5戦は1勝4敗。もはや王座返り咲きやランカーに勝てるかと言うより、リリースされるかどうかの瀬戸際に。

イーウェルはこれがUFCデビュー戦。13勝4敗で7KO・4一本勝ち。この試合を「年老いたライオンと新しいジャングルの王者の対戦」と言っているが、バラォンよりは1歳若いだけの30歳。

激しいパンチの打ち合い。バラォンパンチで突っ込んでいくが、闇雲に出たところでイーウェルのカウンターをもらいダウン!クリンチで凌ごうとするバラォン。押し倒され下になるがシッティングガードから立ち上がるとそのままクラッチを外さずテイクダウンを狙っていく。テイクダウン成功。一本超えてハーフに。ボディに膝を入れるバラォン。パウンド連打。肩固めを狙いつつ肘を入れるバラォン。マウント。肘を落とす。腕十字。しかし回転した逃れたイーウェル。オモプラッタに切り替えてスイープ。立たれたがボディロックからまたテイクダウン。残り時間がなく抑え込んだままのバラォン。ホーン。

1Rダウン以外はバラォンが圧倒。

2R。1Rにスタミナを使ったこともあるのか、攻めないバラォン。イーウェルがパンチを打ち込んでいく。ワンツーがヒット。全く手が出ないバラォン。パンチを出したがイーウェルの右をもらう。バラォンガス欠か?イーウェルがヒット&アウェイでパンチを入れていく。バラォンタックルに。ボディロックから投げた。残り1分。抑え込んでいるだけではこのラウンドを取るのは難しいが。ハーフで固めて細かいパウンドを入れるだけのバラォン。ホーン。

2Rイーウェル。バラォンは序盤にテイクダウンしないようだと厳しい。

3R。イーウェルが打撃を入れていく。バラォンは前に出ていくが手が出ない。左をもらう。イーウェルのパンチをもらって下がるの繰り返し。このままだとどんどん判定で厳しくなるので勝負を掛ける必要があるが。組み付こうとするが引き剥がされる。イーウェルワンツー。ケージ際まで下がるバラォン。ワンツーをもらいふらついた。前蹴りで画面を蹴られる。残りわずかでイーウェルがパンチで出る。タイムアップ。

判定29-28、28-29、29-28のスプリットでイーウェル勝利。バラォン、これで3連敗。体重を落とせなかったし、コンディションが良くなかったのかもしれないが…。2Rも3Rも有効打の差ではイーウェルが圧倒しており、割れる内容ではなかった。