格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFN141:第1試合・スムダルジ vs. ルイス・スモルカ

バンタム級

スムダルジはUFC初のチベット人ファイター。四川の貧しい家庭に育ったが、恩波MMAで衣食住の面倒を見てもらいながらMMAを学び、地元中国の武林風でキャリアを積んだ。22歳でMMA11勝3敗。バックボーンは散打。が、対戦相手のレベルは不明で、1ヶ月前の試合では一本負けしている。なお、一般的なチベット人は姓がないため、スムダルジがフルネーム。

スモルカはフライ級で10戦し、ランキング入りしていたこともあったが、4連敗で昨年末の試合を最後にリリースされた。まだ27歳で若く試合もアグレッシブで沸かせるが、連敗中はアル中だったとも。ローカルで3連勝し、UFCとの再契約を果たしたが、UFCはすでにフライ級を終了するというのが濃厚となっており、スモルカも今回はバンタム級での試合。

いきなりタックルで突っ込んだスモルカ。ケージでこらえるスムダルジ。ボディに膝を入れ合うが離れたスムダルジ。左を打ち込んだがかいくぐってまたスモルカがタックル。シングルレッグ。巻き込みからスクランブルで上を狙ったが立ったスムダルジ。ケージでこらえてパンチを入れるが、スモルカがシングルレッグでテイクダウンを奪う。下からスイープを狙うスムダルジだが変えさせないスモルカ。スムダルジ、下から肘。パスを狙うスモルカ。下から顔を蹴るスムダルジだが、スモルカが片膝をついていたので反則。しかしレフェリースルー。亀になったスムダルジ。バックマウントからチョークを狙うスモルカ。仰向けに戻ったスムダルジだがパウンド連打をもらいまた亀に。またバックマウント。パウンド・肘のラッシュを打ち込む。残り時間わずか。スムダルジ、頭を抱えて耐える。時間がながければ止められても仕方がないが。ホーン。

1Rスモルカ。スムダルジは凌ぐのが精一杯だった。

2R。すぐに間合いを詰めるスモルカ。スムダルジが右をヒットさせたがそのままタックルに。切れないスムダルジ。下になるが肘を打ち込む。結構強い肘が入っていたがマウントを取られる。回転して脱出しようとしたスムダルジだが上をキープしたスモルカ。スムダルジの三角をさばく。また回転したスムダルジ。初めて上になるが、スモルカ今度は腕十字。体をまたいで外そうとしたが、スモルカがしっかりとキャッチしてクラッチを切り腕を伸ばす。スムダルジタップ。

相変わらずアグレッシブで面白いスモルカ。スムダルジも必死についていったが、実力差があった。