フライ級。ベナビデス3位、ペレス12位。
6年半前、UFCフライ級がスタートした時のパイオニア4人の中の一人であるベナビデス。その時初代フライ級王座決定トーナメントに出場していた選手のうち、漆谷とマッコールはリリース後引退、優勝したDJはONEに移籍し、残っているのはベナビデス一人。34歳はフライ級最年長。6月に1年半ぶりの復帰戦を行ったが、セルジオ・ペティスに敗れて不動のランキング1位から陥落した。先月10日にレイ・ボーグ戦が組まれていたが、ボーグ欠場により、今大会でのペレス戦に変更。
ペレスはここまでUFC3連勝中。8月にはホセ・トーレスをパンチのラッシュで圧倒して1RKO勝ち。まだ若いが、UFCフライ級自体は廃止が濃厚。ベナビデスは負けても残る可能性はあるが、ペレスの場合は微妙。ランキング14位の佐々木憂流迦は1敗でリリースされたが…。まだ26歳だが25戦のキャリアがある。
オッズでは下位ランカーのペレスがフェイバリット。
打撃戦からアームドラッグでバックに回ったペレスだが引き剥がすベナビデス。ダッシュして飛び込み右を打ち込んだ。また飛び込んでボディ。スピーディーな飛び込みからパンチ・タックルの二択で攻める。ペレスは飛び込んできたところにカウンターを狙う。間合いを詰めるペレス。パンチから押し倒したベナビデス。シングルレッグに入ろうとするペレスに鉄槌の連打。レフェリーが止めに入ったかに見えたが、後頭部の注意をしただけ。勝ったと思って立ったベナビデスだが続行。なおもシングルレッグに入るペレス。がぶったベナビデス。バックに回りパウンド連打。動きがなくなったペレスを見て、今度こそレフェリー止めた。
レフェリーの一回目の止め方を見たが、どう見てもレフェリーストップの時のアクション。紛らわしい。
ベナビデスは2回もフィニッシュさせてくれたレフェリーに感謝を述べると、1月のセフード vs. ディラショーの勝者へのフライ級タイトル戦をアピール。