格闘技徒然草

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★UFN124:第2試合・ダニエル・テイラー vs. J・J・アルドリッチ

女子ストロー級
テイラーは身長152cmでUFC最小ファイター。ここまで2勝1敗。ローカル時代は飛び込んでのパンチでKOする場面もあったが、UFCでは体格差を埋めるため、距離を取ってのヒット&アウェイに専念している。ハム・ソヒとジュリアナ・ペネにひたすら距離を取る展開でヒット数を稼いで連続判定勝ち。
ストライカーのアルドリッチはUFC1勝1敗。代役デビューのジュリアナ・リマ戦は得意の打撃で打ち負けて完敗だったが、6月のジョン・チャンミ戦では3Rにパンチで攻勢となり判定勝ちしている。セコンドにはストロー級王者のローズ・ナマユナスがつく。
テイラーのローでバランスを崩したアルドリッチだがすぐ立て直す。テイラーのローに左ストレートを合わせるアルドリッチ。テイラーは遠い間合いから飛び込んでパンチを入れていく。打ち合わない展開に客席から奇声が飛ぶ。前に出たテイラーにアルドリッチがカウンターのタックル。ボディロックしてテイクダウンを狙う。ケージで耐えたテイラーだが倒された。ハーフ。残り1分。押さえ込んだままでホーン。
1Rアルドリッチ
2R。1Rを取られたテイラーが少し手数を増やすが、相変わらずヒット&アウェイで、常に間合いの外。アルドリッチがじわじわ出てパンチを出す。両者コンタクトが少ない。テイラー飛び込んで右フックを打ち込んだが浅い。間合いに入らないと攻撃が当たらないテイラーはどうしても手数が足りない。残り時間わずかでアルドリッチがタックルに入るがテイラー堪えてホーン。
2Rもアルドリッチ
3R。アルドリッチが前に出るとテイラーはサークリングして打ち合わない。アルドリッチはリードしているので特に深追いせず。フィニッシュが必要なテイラーが距離を取る展開。アルドリッチが追いかけてバックブロー。ヒット。テイラー下がってカウンターを狙うだけ。飛び込んでパンチを放ったが不発。また飛び込むと右をヒットさせたが単発で終わる。アルドリッチは深追いせず蹴りを放つ。残りわずかで組みついてテイクダウンを狙ったアルドリッチだが倒せずタイムアップ。ガッツポーズを見せる両者。
三者29-28でアルドリッチ勝利。
テイラーは本気で自分が勝っていると思っていたわけではないようで、特に不満を見せることなく去る。負けていると思っているなら3Rにもっと攻めたら良かったのでは。