格闘技徒然草

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UFC on ESPN+51:セミファイナル・ケビン・ホランド vs. カイル・ドーカス

ミドル級。ホランドはランキング14位。

昨年のコロナ禍以降に5連勝し一気にランキング入りしたホランドだが、テイクダウンディフェンスがザルでリカバリーもないという弱点を露呈し、2戦続けて塩漬けにされいいところなく完敗。前戦から半年、スキルはすぐには上がらないにしても、少しは対策を立ててくるのではと思われるが。

ドーカスは先週試合をしたヘビー級のクリス・ドーカスの弟。身長やリーチは兄と同じだが、階級は2つ下。元は兄同様ヘビー級だったが、プロデビュー前にミドル級まで落としている。兄はUFC3連勝中だが、弟は現在1勝2敗。ランカーの相手にも、セミにも出てくるレベルではない。グラップラーで、敗れた2敗はいずれも打撃で攻め込まれての負け。ローカル時代は判定は1度のみで、他はすべて一本勝ちだった。

組んだドーカス。ボディロックからテイクダウンを狙うがホランドこらえた。解説席のコーミエに話しかけるホランド。しかしドーカスなおもテイクダウン狙い。こらえるホランドをスタンドでリバースハーフネルソンに捕らえる。両者動きがなくブレイク。ワンツーを入れたホランドだがドーカスのパンチを貰い崩れ落ちてダウン!ドーカスパウンド連打からアナコンダチョーク。決まらず。ノーアームギロチンに切り替えたがこれも凌いだ。しかし立ち際に背中に乗ったドーカスがチョーク!スタンディングでがっちり入りタップアウト!

が、リプレイで見るとホランドのダウンはパンチではなくバッティング。レフェリーが協議に入る。ダウンの時点では気づかなかったのか。

ノーコンテスト。バッティングに気づいた時点で試合を止めてホランドに回復の時間を与えて再開していれば良かったのだが、気づいたのが試合後だったのか?反則に気づかず後からノーコンテストというのはアメリカの試合で割とあるが、レフェリーが気づかなかった場合、ケージサイドのサブレフェリー等に試合を止める権利はないのだろうか。