格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

Bellator273:メインイベント・ライアン・ベイダー vs. ワレンティン・モルダフスキー

ヘビー級王座統一戦。

正王者ベイダーは2018年から19年にかけて行われたヘビー級GPにライトヘビー級王者として参戦。優勝しヘビー級王座との二冠となった。しかし同年のヘビー級王座防衛戦ではシーク・コンゴにアクシデントのアイポークによる続行不能ノーコンテスト防衛。ライトヘビー級王座はワジム・ネムコフに敗れて失うと、その後行われたライトヘビー級GPでもコーリー・アンダーソンに1RKO負けで敗退。ヘビー級の試合は2年4ヶ月ぶりとなるが、やはり体格的な適正はライトヘビー級。

チーム・ヒョードルのモルダフスキーはRIZIN無差別級GPでアミール・アリアックバリに敗れたのみ。Bellatorに参戦すると5連勝してティモシー・ジョンソンとの暫定王座決定戦に進み、5R判定勝ちで暫定王座を獲得した。オッズではモルダフスキーが優勢。

モルダフスキーがプレスしていく。距離を取るベイダーだが右オーバーハンドがヒットし効いた!追い打ちにいきさらにパンチがヒット!キウ認めるモルダフスキーにベイダーがタックル。しかし倒せず。入れ替えて離れたモルダフスキーだが自らタックル。クラッチしてテイクダウン。ハーフ。亀になり立つが、立った瞬間に倒したモルダフスキー。バックからパウンド。また立つがまた倒される。また立った。今度は投げを凌ぐ。正対。離れ際に肘を入れたベイダー。ベイダータックルに入りテイクダウン。上からパウンド。ゴング。

1Rベイダー。

2R。打撃戦でやや大振りなベイダー。四つに組んだモルダフスキー。ケージに押し込む。膝を入れるベイダーだがローブローに。再開。ベイダーから四つに組んで行くが、入れ替えてダブルアンダーフックにしたモルダフスキー。ベイダー投げを狙ったがスッポ抜けて下に。ベイダーケージを使って立つがモルダフスキーがバックを取りコントロールしている。また立ったところを倒される。パウンドを入れるモルダフスキー。逃れられないベイダー。立ったがなおもバックに付いているモルダフスキー。ゴング。

2Rモルダフスキー。ベイダー、体格差もあってスタミナが心配。

3R。モルダフスキーがプレスしていく。パンチからタックルへ。ケージに押し込んだ。投げを狙ったベイダーだが倒せず。モルダフスキーの投げをこらえたがスタンドでバックを取られる。モルダフスキーの投げをなんとかしのいでいるベイダーだが、かなり疲れが見える。ケージでこらえるベイダーにモルダフスキーはダブルレッグ。ベイダースイッチでしのいだ。ダブルレッグのモルダフスキーにベイダーキムラで強引に投げを狙ったがスッポ抜けて下に。バックにつかれている。足のフックはせず、上半身をしっかり固めたまま膝を入れていく。ベイダーが立とうとするとその瞬間にテイクダウン。ゴング。

3Rモルダフスキー。かなり消耗しているが、ベイダーに逆転の余力はあるか。

4R。ベイダーからタックル。シングルレッグから押し込むが、モルダフスキーが引き剥がすと離れた。モルダフスキータックル。切ったベイダー。モルダフスキーまたタックルに入るががぶったベイダー。バックを狙おうとしたが立たれた。モルダフスキーまた詰めていく。タックル。ケージが背後にあり切りきれないベイダー。モルダフスキーが押し込む展開。ベイダーダブルレッグで入れ替えた。テイクダウン!ハーフで押さえ込みパウンド。モルダフスキーも疲れたか。亀になったモルダフスキー。ケージを掴みレフェリーに注意される。立って正対したモルダフスキー。ベイダーまたダブルアンダーフック。シングルに切り替えて魂のテイクダウン。またハーフ。ゴング。

4Rベイダー。ここに来てルーツであるレスリングで息を吹き返したベイダー。

5R。ベイダーシングルレッグ。受け止めたモルダフスキーがケージに押し込もうとするがベイダーこらえた。離れる。モルダフスキーがタックル。組んでケージに押し込んだが脇を差して引き剥がした。離れ際にパンチ。また四つに組むモルダフスキーだがベイダー受け止めた。離れる。ベイダータックル。倒しかけたがケージにもたれて防いだモルダフスキーが上に。スクランブルで脱出しようとしたがモルダフスキーががぶった。上を取ったモルダフスキー。またバックに。投げるがベイダー立った。正対。そこにタックルに入るモルダフスキー。こらえて肘を入れるベイダー。肘連打。モルダフスキーダブルレッグから担ぎ上げてテイクダウン。モルダフスキーが上のままタイムアップ。

5R次第だが…。

三者48-47で統一王者はベイダー!

試合直後に5月6日パリ大会でのシーク・コンゴとの防衛戦がもう発表される。

判定については海外のメディアは若干ベイダー勝利を支持するものもあったが、ほぼモルダフスキー支持。ホームタウンデシジョンという批判が多い。