格闘技徒然草

MMAを中心とした格闘技情報&観戦ブログ

UFC on ESPN33:第2試合・マテウス・ニコラウ vs. ダビッド・ドヴォルザーク

フライ級。ニコラウ7位、ドヴォルザーク10位。最近のUFCラスベガスではセミ・メインくらいしかランカーが出ないことも多かったが、今回はプレリムからランカーが登場。客入れするからか豪華に。

UFC3勝1敗でフライ級廃止によりリリースされたニコラウだが、再デビュー戦でマネル・ケイプに僅差の判定勝ち。前戦は元タイトル挑戦者でTUFでは扇久保に勝利しているティム・エリオットにまたも僅差の試合になったが判定勝ちで連勝。

チェコドヴォルザークは前座3連勝でランキング入りし、初のランカーとの対戦となる。ファイトマネーだけで生活できるようになるまでは父の跡をついで墓掘り人の仕事をしており、そのためアンダーテイカーのニックネームがある。20勝のうち8KO・8一本勝ちとフィニッシュ力がある選手。

両者見合い。1分間コンタクトがなく、有観客ならではのブーイングが発生。ドヴォルザークが距離を詰めると下がるニコラウ。サークリングを続けるニコラウ。ドヴォルザークようやく飛び込んでパンチを入れる。ニコラウも打ち返す。しかしまたサークリングを始めるニコラウ。間合いが詰まりパンチを入れたニコラウ。しかし両者手数が少ない。飛び込んできたドヴォルザークにパンチをヒットさせるニコラウ。ドヴォルザークパンチで飛び込んできた。組んだがすぐ離れる。サークリングし続けるニコラウ。ホーン。

大ブーイングが起きるがそれも致し方ない。1Rヒット数でドヴォルザークのラウンド。

3R。ドヴォルザークのローでバランスを崩したニコラウ。このラウンドも下がってサークリングを続ける。カーフの蹴り合い。飛び込んで右を当てたニコラウ。ドヴォルザークが前蹴りの連打。残り1分。残り1分でニコラウが飛び込んでの左を打ち込むとドヴォルザーク効いた!すかさず詰めて押し倒したニコラウ。ドヴォルザークはガードからホールディングして凌ぐ。ホーン。

2Rニコラウ。ようやく大きな展開が。

3R。ニコラウ飛び込んで左がヒット。下がるのをやめて先に打撃を当てていく。飛び込んでワンツー。カーフ。組もうとしたドヴォルザークを引き剥がす。しかしドヴォルザークが出てくるとまたサークリング。タックルに入ったドヴォルザーク。逃げるニコラウを追いかけて組み付きスタンドバック。振りほどいて離れるニコラウ。下がりながらパンチを当てるニコラウ。タックル。切られると引き込んでハーフから潜った。マトリックスからバックを狙う。カーフスライサーから足関に行くが、ドヴォルザークが上に。残り1分。インサイドで押さえ込んだままパウンドを落とすドヴォルザーク。足をすくってスイープを狙うニコラウだが返せず。細かい手数を打ち込むドヴォルザーク。タイムアップ。

終盤、上でひたすら手数を出していったドヴォルザークだが、密着したままのコツコツ打撃がどれだけ評価されるか。

三者29-28でニコラウ勝利。

ドヴォルザーク、3RのTotal strikesでは上回ったが、Significant strikesにはカウントされず。密着した打撃ではなく、もっと強打を入れるべきだったか。

勝ったニコラウはこれで3連勝だがサークリングで打ち合わない展開が長すぎ。なかなかチャンスが与えられなさそう。