格闘技徒然草

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UFC on ESPN+66:セミファイナル・ジャック・ハーマンソン vs. クリス・カーティス

ミドル級。ハーマンソン8位。

スウェーデンのパワフルグラップラー・ハーマンソン。2016年からUFCに参戦し、一時は4連勝していたが、ランカーとの対戦が増えると勝ったり負けたりになり、ランキング6位~10位に落ち着いている。パワーを生かした打撃と太い腕でのギロチンが武器。

34歳での遅いUFCデビューを果たしたカーティス。コンテンダーシリーズで勝利もUFCと契約できず、PFLでも3連敗で、一度はMMAからの引退を表明していたがカムバック。ローカルで連勝を続けていたところで、UFCからの直前代役オファーによりついにUFC契約。すると、UFCデビューから3連勝中のフィル・ホーズにKO勝ち。1ヶ月後またも緊急代役オファーの試合で2RKO勝ち。先月の試合では柔術世界王者ホドウフォ・ヴィエイラと対戦し、タックルを切って打撃を入れる展開で3連勝。今回はダレン・ティルの代役として2週間前にオファーを受けた。勝てばUFCと契約してから9ヶ月でのトップ10ランキング入りが濃厚になる。29勝中16KOのハードパンチャー。

カーティスの入場テーマ・Sweet Carolineを大合唱する観客。別にカーティス人気があるわけではなく、曲で盛り上がってるだけ?

距離を取ってパンチを放っていくハーマンソン。ミドル、ハイを入れていく。カーティス距離を詰めるが、リーチに勝るハーマンソンの打撃がヒット数で上回る。

1Rハーマンソン。

2Rも詰めていくカーティスだが、ハーマンソンが距離をキープしつつ蹴りをヒットさせる。自分のペースで戦えないカーティス。ハーマンソンの右ハイをもらってぐらついた。チャンスとみたハーマンソン、ケージに詰めて肘とパンチのラッシュ。ブロッキングでなんとかしのいだカーティス。カーティス詰めてパンチを打ち込むが、ハーマンソンに距離を取られヒットせず。苛ついて中央で戦おうとアピールするカーティスだが、ハーマンソンは当然付き合わない。下がりながらミドル、ジャブを入れたハーマンソン。詰めてボディを入れたカーティスだがホーン。

2Rもハーマンソン。

3R。ハーマンソンが蹴りを入れていく。カーティス出るがサークリングして詰めさせないハーマンソン。距離を取りつつミドル・前蹴り。パンチしかないカーティス、詰めても先にハーマンソンの攻撃をもらってしまう。出てくるカーティスにハーマンソンタックル。これは切ったカーティスだが、詰めると逃げられるを繰り返す。ケージに詰めてカーティスの左がヒット。タックルに来たハーマンソンだが、また距離を取る。残り1分。逃げ切りに入っているハーマンソン。サークリング。挑発するカーティスだが付き合うはずもない。ホーンが鳴り、中指を立てたカーティスにファッキンと返すハーマンソン。試合後にエキサイトする両者。

29-28×2、30-27の3-0でハーマンソン勝利。

カーティスはさっさと退場しブーイングを浴びる。

ハーマンソンは勝つために当然のことをしただけ。対策してこないカーティスが悪いし、試合後に挑発するのは恥の上塗り。まあ、会場の盛り上がりのピークはカーティスの入場だったが。